海上自衛隊護衛艦 DD-113 さざなみ その2 構造物の組み立て
2014年11月9日
構造物細部の組み立て
甲板に構造物がキッチリと取り付けられることが確認出来たのでいよいよ細部を組み立てます。最初にエッチングパーツでできたルーバーを取り付けて行きます。全てのルーバーはエッチングパーツで再現されており、非常に精密感にあふれています。エッチングパーツの取り付けは取り付け場所が一段低くなっており、普通に貼ればキッチリと指定の場所に収まってくれます。ゼリー状の瞬間接着剤を薄く塗ってから、エッチングパーツを置き、位置を調整します。ゼリー状はすぐには固まらないので、慌てなくても正確に位置を合わすことができるので心配はいりません。
細かな構造物を取り付けていきます。白く塗るレーダーは塗装後に取り付けることにするので、整形だけして別に保管してあります。
煙突の横に飛び出している棒はホイップアンテナです。実際はこの数倍の長さになるのですが、なぜが非常に短いパーツとなっています。この方が壊れにくく危なくないのですが、これではいかにもおかしいので、最終段階で伸ばしランナーか真鍮線に置き換えようと思っています。
檣楼
さざなみの檣楼はトラスを組み合わせたタイプの構造です。キットのトラスはプラパーツにしてはなかなか良くできているのですが、レーダーが乗るデッキのステーなどが結構省略されています。もちろん全てのステーを再現するとゴチャゴチャしてしまいますから、キットのスケールに合わせて適当に間引いて再現されるのがプラモデルなのですが、実物の写真を参考に追加できる範囲で増やしてみました。白いプラ棒で出来ている部分が追加した部分です。
真鍮線でディテールアップ
マストの横棒には細い棒が下がっています。これはかなり細いのでさすがにプラ棒で作るわけにもいかず、真鍮線で作ることにしました。最初は適当なメッシュでも探して切り出そうかと思ったのですが、丁度いいくらいの荒さのメッシュがみつからなかったので、ハンダ付けで作ることにしました。
大きなタイルの裏側に鉛筆で形を書きます。そこに0.2mmの真鍮線を線に沿ってマスキングテープで貼り付けます。真鍮線同士をハンダ付けで留め、余分をナイフで切り出せば出来上がりです。
真鍮線は非常に細いので切り出すナイフはかなり鋭利で無いと曲げてしまいます。そこでチタンコートをしたカッターナイフを使って切り取りました。少し高かったけどこれは使えます。
あとハンダ付けの際に一度付けた部分には濡れティッシュをおいて熱を冷ましてやると、隣の接合ポイントを過熱しているときにその隣が溶けて外れてしまうのを防ぐことができます。これも細かなハンダ付けをするときのコツですね。
ハンダ付けで作ったパーツを瞬着で取り付けます。こうして拡大してみるとかなりヨレヨレです。キチンと作るのはなかなか難しいですね。それでも何も無いよりは密度が上がって良い感じです。
(全作品完成まで あと86)
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