零式艦上戦闘機22型 その4 塗装開始、下塗り
2015年2月18日
今回からいよいよ塗装に入ります。マスキングをしてサフ吹きと下塗りをします。その他キャノピーなんかも塗りました。
詳しくはつづきをどうぞ
マスキング
塗装の準備のためにマスキングをします。コクピットのマスキングはキャノピーで蓋をしてしまいます。キャノピーは開いた状態の3分割されたパーツと閉じた状態のパーツの2種類が選択できるようになっています。
今回は開いた状態で作るつもりなので、閉じている方のキャノピーを貼って剥がせる糊のセメダインBBXを使って貼り付けました。
今まではピットマルチ2を使っていたのですが、ピットマルチ2は糊の成分がキットに残って取れなくなってしまうのに対し、BBXはキレイに取り除くことができるところが優れています。仮止めにぴったりの素材ですよね。
まぁ、使わないつもりのキャノピーですが、そのまま塗ってしまって捨てるのも惜しいので(って何が?)、マスキングゾルを塗っておきました。
ちなみにこちらは使う方の開いた状態を作るキャノピーパーツです。
零戦のキャノピーは非常に細い窓枠で構成されており、これをマスキングするのはなかなか骨が折れます。1/48まではマスキングして塗ったのですが、今回は筆塗りしました。
最初に黒で塗っておいて、丸1日以上乾かしてから、機体色の濃緑色で塗りました。拡大してみるとよれてますが、まぁ小さいので肉眼でならだいだいOKです。
機体の裏側もマスキングします。フラップの内部はマスキングテープを貼ります。まっすぐな平行四辺形なので簡単ですね。
脚の収納庫はブルタックを詰め込みました。どんな形にでもなってくれるのでこんな用途にはピッタリですね。
写真を撮り忘れましたが、エンジンも中にティッシュを詰め込んでマスキングしました。
これでマスキングは完了ですが、せっかくなので増槽とプロペラも組み立てておきました。サフ吹きは一気にしちゃったほうがいいですからね。
サフ吹き
サフを吹きました。繊細なモールドが多いので、サフはクレオスのファインサーフェイサーを使いました。傷などを消す作用は少ないのですが、表面のキメが細かいのがいいですね。
サフを吹いて表面の傷や荒れた部分を見つけたので、ペーパーをかけて整形しておきました。削ったところはもう一度サフを吹いておきます。
下塗り
太平洋戦争当時の飛行機は塗料の質が悪かったのか、傷だらけです。この傷を再現してやるのも日本機作りの醍醐味なんですが、1/72はかなり小さいので、筆で傷を描き込むのはなかなか大変です。
そこで下地に銀を塗って、上に塗った機体色に傷を付ける方法をやってみます。
銀色はMr.カラーの8番のシルバーです。一番普通の銀色ですね。薄い塗膜でキレイに発色してくれます。このまま塗膜が強くなるように十分に乾燥させます。
日本軍機のプロペラの先端は黄色で塗装されています。キットにはデカールも入っているのですが、ここは塗装で再現することにします。裏表をキレイに貼り合わせるよりもずっとか簡単だからです。
黄橙色でプロペラの先を塗るのですが、ほとんど8割ほど塗れちゃってますね。これが乾いたらマスキングをします。
(全作品完成まで あと100)
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