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日本海軍・駆逐艦島風 最終時 Op.355 制作開始

Category : 艦船

Scale : 1/700 Maker : ピットロード Post : 355-1

たった1隻だけの、駆逐艦の最高峰

日本海軍・駆逐艦島風 最終時  1/700 ピットロード

日本海軍・駆逐艦島風 最終時 1/700 ピットロード

ますます高速化する米軍艦隊の戦艦に対して計画されたのが島風型の駆逐艦です。従来の駆逐艦よりも一回り大きなサイズの船体に強力な機関を搭載して40ノットを超える速力をもって建造されました。

その後16隻の建造が計画されていたのですが、戦局の悪化、特殊なボイラーの量産の困難、大型駆逐艦は秋月型の防空駆逐艦が優先されるなどの理由で、結局この島風1隻のみが作られて終りました。

キットはピットロードの新製品で1/700です。飾り台も付いたフルハルキットです。『プラモデル&ツールカタログ2015』という本の制作依頼を受けての制作になりますから、余分な手をいれずに素組みで作ります。

素組みなので…とたかをくくっていたら、箱を開けてビックリ。非常に細かなパーツがびっしりと並んでいます。どれも非常に繊細でシャープなモールドです。ピットロード製品といえば製造は中国のトランペッターが行っていると聞いています。いつのまにトラペはこんな繊細な仕事ができるようになったんだろうと驚きました。これは作るのが楽しみになりますね。

制作記はつづきをどうぞ…

駆逐艦島風 最終時 船体と大きな構築物の組立て

駆逐艦島風 最終時 船体と大きな構築物の組立て

パーツは箱の中で破損しないように1つずつ別の袋にゆったりと入っています。特にマストなどが入った袋は保護材で包まれており、非常に安心感が高いですね。

袋を開けて組み立てます。パーツの合いは良く、細かくて作業がしづらい部分はあるのですが、サクサクと作業は進みます。

駆逐艦島風 最終時 艦橋と煙突

駆逐艦島風 最終時 艦橋と煙突

艦橋も精密感バッチリです。スライド金型を使っているので、途中にパーティングラインが入るのですが、それらも非常に薄く、簡単に整形できます。

3連の対空機銃の細かさは驚くばかりです。国産のプラモに比べるとプラが少しだけ柔らかい印象なので、細いパーツは曲げてしまわないように注意が必要ですね。

駆逐艦島風 最終時 煙突

駆逐艦島風 最終時 煙突

煙突もプラのパーツとしてはこれ以上できないというくらいのできですね。煙突の上にある網はこうやって拡大した写真で見ると少し情けないのですが、実物の大きさを考えればコレで十分です。

この部分をエッチングパーツに置き換えるモデラーも多いと思うのですが(私も普段なら置き換えてます)、その場合、この網のパーツを取ると、下にはちゃんと整流板がモールドされています。このあたりの配慮も憎いですね。

駆逐艦島風 最終時 砲塔

駆逐艦島風 最終時 砲塔

砲塔です。主砲の砲身が細いだけで無くちゃんとテーパーになっています。こんな繊細な砲塔パーツはあまりお目にかかったことありません。すごいですね。

駆逐艦島風 最終時

駆逐艦島風 最終時

ここまで組立てが進みました。それぞれのパーツは塗装のために乗せてあるだけです。次はマストとかの組立てですね。

 

 

(全作品完成まで あと97)

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