P-47Dサンダーボルト レイザーバック その5 インベージョンストライプ
2015年6月16日
Category : 飛行機Tags : アメリカ陸軍サンダーボルト
ノルマンディ上陸作戦以降の連合軍の飛行機にはインベージョンストライプと呼ばれる白黒の縞模様が描かれました。これは英米を中心とした多国籍軍が味方を識別するための模様で、ドイツ軍の飛行機と間違えて味方から攻撃されてしまうのを防ぐためです。インベージョン(invasion)とは侵入という意味です。
今回はこのインベージョンストライプをデカールでは無く、塗装で再現しました。詳しくはつづきをどうぞ…
まずは1色目の白を塗ります。インベージョンストライプは機体の上まで塗られている場合もあるのですが、今回作る第510戦闘飛行隊は胴体の下部分だけなので、そこだけ白く塗ります。
ついでにカウリングの先も白く塗られているので、ここも一緒に塗装しておきました。
白く残す部分をマスキングします。最初は幅を決めて1枚のマスキングテープで貼ろうかと思ったのですが、胴体は次第に細くなる曲面なので、1枚のマスキングテープではしわになってしまいました。
そこで細切りにたマスキングテープで輪郭をとり、中を埋める方法でマスキングしました。手間はかかりますが、確実です。
2色目の黒を塗装してマスキングテープを剥がしました。吹きこぼれもしみ出しも無くキレイにストライプが入ってくれました。
この機体は翼にはストライプが描かれていないので、これだけです。
銀塗装
塗装ができたストライプ部分はもう一度マスキングをします。今度は尾翼の白線やカウリングの先も一緒にマスキングしてしまいます。これで機体の塗装をする準備が整いました。
機体色を塗る前に下塗りとして銀色で全身を塗装しました。これはハゲチョロを入れるためです。飛行機は人の手が触れるところとか、パイロットに踏みつけられる翼の付け根なんかの塗装が剥げたりしますが、これを実際に塗装を剥がして傷を付けて再現します。そのために下地として銀色を塗ります。
銀色は一緒に剥げちゃっては困りますから、このまましっかりと乾燥させます。
(全作品完成まで あと102)
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