« »

12.8cmFlak40 2連装高射砲 その8 細部の塗り分けとスミ入れ

Category : AFV ドイツ

Scale : Maker : Post : -

細部の塗り分けとスミ入れ

大砲のキットはもともと塗り分けをしなければいけない部分が少ないので、複雑な形をしているのに、組み立ててから一気に塗装します。それでも少しだけ塗り分けをしました。またそのままの勢いでスミ入れをしたのですが、これが大変なのなんのって・・・このサイズのキットとしては今までで最大級に時間がかかりました。やっぱりゴチャメカは大変です。

詳しくはつづきをどうぞ…

細部の塗り分け

操作部の塗り分け

キットの説明書には何の記載もなかったのですが、実機の写真をよく見ると、操作部の丸いハンドルやレバーの先端が黒っぽく見えたので、半ツヤの黒で塗っておきました。

またメーターにはあのだるま型の窓にガラスがはまっているので、紫外線で硬化するUVレジンを流して固めました。間違えて粘度が高い方を使ってしまい、表面が波打ってしまいました。(;^ω^)

砲架のレールの塗り分け俯仰用歯車の塗り分け

揺架のレールを鉄色で塗ります。メタルカラーのステンレスを塗ってから綿棒でこすって金属光沢を出します。

俯仰装置の歯車の歯の部分も金属色で塗りました。もしかしたら砲架と同じでグレーかも知れませんが、ここはアクセントということで。反対に俯仰装置のピストンのロッドはシルバーで塗ろうかどうか迷ったのですが、実機の写真で確認できなかったので、砲架と同じ色にしました。

スミ入れ(ウオッシング)

ウオッシング

スミ入れを兼ねてウオッシングをします。使うのはいつものクレオスのウエザリングカラーのグランドブラウンという焦げ茶色です。

これを塗って、さわっても落ちないくらいに乾いたら、専用溶剤で拭き取ります。拭き取りが困難なゴチャメカの奥は薄めて流すだけですし、その中間サイズは塗ってすぐに拭き取りをします。そうしないとまっ黒になっちゃいます。

スミ入れ完了

もともとスミ入れをして最終の色味を考えていますから、使うグレーもジャーマングレーではなく、かなり明度が高く、しかもブラウンで赤に引っ張られても良いように青っぽい(緑っぽい)グレーを選んでいます。向かって左側がスミ入れ後、右側が未処理です。色味の違いが分かりますよね。

気づいたらすっかり深夜になってしまいました。これだけのゴチャメカです。さすがに時間がかかりました。でもウエザリングの作業って、やり出すと夢中になって時間が経つのを忘れちゃいませんか?

台座のウオッシング

台座部分もウオッシングをしました。こちらはただスミ入れをして拭き取るだけでなく、同じスミ入れ塗料を薄めて油のシミ汚れを付けてみました。

スミ入れが完了して、いままで明るくて軽い感じだった高射砲がしっとりとした冷たい硬質感のある鋼の兵器の雰囲気を出してきました。いや~カッコイイ♪

(全作品完成まで あと101)

関連するコンテンツ

“12.8cmFlak40 2連装高射砲 その8 細部の塗り分けとスミ入れ” への2件のフィードバック

  1. tomboy07 より:

    根生さん

    今晩は。

    2正面作戦?お疲れ様でした。
    ジャーマングレー塗装が素晴らしいですね。

    私もジャーマングレーで塗りましたが、もっと濃い色を使ったので立体感がうまく出ませんでした。
    もう1個ありますので、再挑戦の際は根生さんの技法を参考にさせて頂きます。

    キルマークの件ですが、存在を知った連合軍の爆撃機が射程圏内を避けて飛行したため、余り活躍出来なかったそうです。

    • 根生 より:

      tomboy07さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      なんとか塗装までこぎつけました。数度にわたる修正でボロボロだった作品も塗ってしまえばこっちのものです。もう分かりませんからね(笑)。
      パッケージにあった迷彩塗装も面白そうだったのですが、やっぱり黒光りするジャーマングレー塗装がこの砲にはピッタリですよね。昨夜最後の仕上げをしたので、今晩完成記事をアップします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

« »