ドイツ・8.8cmPak43ヴァッフェントレーガー Op.390 制作開始

ドイツ・8.8cmPak43ヴァッフェントレーガー　Op.390　制作開始

2016年3月15日

Category : AFV ドイツTags : 8.8cmPak43 ヴァッフェントレーガー

Scale : 1/35 Maker : トランペッター Post : 390-1

ドイツ軍は広がった戦線で火砲をより効率的に運用するために自走砲を簡便化したヴァッフェントレーガーを開発します。ヴァッフェントレーガーとは日本語に直訳すると武器運搬車となり、一般には大砲にキャタピラーの足回りを付けた車輌のことです。

以前作ったホイッシュレッケなんかがそのヴァッフェントレーガーに相当するのですが、さらにそれを対戦車戦闘に特化させて開発されたのがこのPak43ヴァッフェントレーガーなのです。

ヴァッフェントレーガーは防御力はほぼありませんから、強力な大砲で敵の射程距離外から待ち伏せ攻撃をかけ、その後は一目散に逃げるという戦術だったため、すぐに使える砲弾は6発のみでした。でも床下にも24発の砲弾を積んでいるので、その後またすぐに別の場所で待ち伏せをすることができます。まさに待ち伏せ攻撃に特化した車輌なんですね。

搭載されている8.8cmPak43はキングタイガーやナスホルンに積まれた超強力な対戦車砲です。かなり大型の砲なので、人間が手で動かすとなると相当大変だったようです。そりゃ動力の付いた車台を付けたくもなりますよね。

キットはトランペッター製でもう4年も前に購入して埃を被っていたのを引っ張り出してきました。アルミの砲身やエッチングパーツがふんだんに入っており、フェンダーや防盾は全てエッチングパーツで置き換え可能です。プラパーツも使えますが、せっかくなのでエッチングパーツに挑戦したいと思います。

それではつづきの制作記をどうぞ…

足回りの組み立て

ヘッツァーと同じく38(t)戦車の足回りパーツが流用されているようで、非常に薄っぺらくまとめられています。

転輪は直径の大きな単純な形状をしており、周囲にゴムは付いていません。車体が軽いからこれで十分なんでしょうかね。起動輪のある方が前です。

履帯の組み立て

履帯は組み立て式です。小さな履帯パーツを片側103個ずつ切り出して並べます。合いがあまり良くないのか、おとなしく繋がっていてくれません。接着剤を流すまではバラバラです。

固まるのは遅いけれども一度固まると頑丈な接着力のリモネン系を使います。つないでは接着剤を流すのを繰り返します。全部並べるのにだいたい15分くらいはかかるでしょうか。

全部繋がったら両側から定規を当ててまっすぐにして、そのままある程度固まるまで40分ほど待ちます。

車輪は貼ったり取ったりできるセメダインBBXで仮止めしてあります。そこに板ガムほどの堅さになった履帯をゆっくりと半分に折り曲げて挟みます。

最後に起動輪のところでつなぎます。起動輪には歯があるので、しっかりとつなぐことができますからね。

上部転輪と間を指で押して履帯が垂れている形を作ります。これで履帯の連結は完了です。このまま接着剤がしっかりと固まるのを待ちます。

翌日、確認のために一度外してみます。なんとか無事外すことができました。これで塗装の時苦労しなくて済みます。

履帯はこのまま放置すると接着剤の蒸発で長さが短くなってしまいますから、もう一度はめ戻しておきます。一週間ははめたままにしないと後ではまらなくなるそうです(恐)。

(前作品完成まで　あと97)

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