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日本海軍・戦艦武蔵 その3 船体の塗装

Category : 艦船

Scale : 1/700 Maker : フジミ Post : 391-3

船体の塗装

いよいよ塗装開始です。一度組み立てた武蔵をバラバラにバラして、今度は塗装しながら組み立てていきます。今回は船体部分の塗装と組み立てです。

詳しくはつづきをどうぞ…

分解

分解

塗装の準備のために分解します。ただし、同じ色のパーツは一気に塗装できるので、分解しません。というよりこのタイミングでどんどん接着してしまいます。パチ組だけではキッチリと隙間無く付いていない部分も、ダボを短く切り飛ばしてから接着剤で接着すれば密着させられます。

影吹きと基本塗装

影吹き

自家製のチャコールグレーを使って影吹きをします。凸凹の多い砲塔部分はほとんどまっ黒です。

基本塗装

基本塗装です。影色をうっすらと残すように塗っていますから、奥まった箇所は影色が残っています。

基本塗装は通常は日本海軍の軍艦色である軍艦色(2)を使うのですが、どうやら武蔵はレイテ沖海戦の時に軍艦色よりも明るい「銀鼠色」で塗られていたらしいのです。

銀鼠色がどんな色かよく分かりませんので、最初は少し明るめの軍艦色(1)を使おうと思いました。でもちょっと塗って見たら、この色は米軍の軍艦色で、少し緑に振っているのでイメージが違いました。

そこで今度はMr.カラーの315番のFS16440を使いました。この色は軍艦色(2)をそのまま明るくした感じのグレーで米軍の飛行機の色なんですよ。

日本の軍艦は他国の軍艦に比べると少し暗い色をしているのですが、実際明るい海に出てみると、海外の軍艦の明るめのグレーの方が目立たないのかもしれませんね。そこで司令部は武蔵を明るい色で塗るように指示したのですが、これが死に装束のように見えて不吉だと不評でした。それで大和は従来の色のまま塗り替えがされなかったとも言われています。

甲板の塗装

甲板の塗装

武蔵が他の艦艇と違う色をしていたのは船体の色だけじゃないんです。実は甲板も黒い色の抗菌塗料で塗られていました。これは空からの発見を遅らせるためだったようですが、実際には走行時に立てる白波が目立ってしまうため、たいした意味は無かったようです。

ただ単にまっ黒に塗るだけでは能が無いので、一度甲板色としてタンを全体に塗り、その上にわざとまだらになるように薄く黒を塗りました。実際には黒では無くMrカラー40番のジャーマングレーを使っています。

この甲板に塗られた黒い塗料は剥げやすく、そのため作戦の直前に塗られたという記述をどこかで見たような覚えが有り(オイオイ)、それで少しハゲかかっているような感じに塗って見たというわけです。

船体の組み立て

艦尾の組み立て

船尾部分を組み立てます。ボートは先に塗装して取り付けておきますが、このボートの船体は普通の軍艦色(2)で塗っています。違いが分かると良かったのですが、塗装部分が少ないのと影になっているのとでよく分かりませんね(;^_^A

艦載機甲板

艦載機の甲板です。艦載機や艦載艇を運ぶレールはメタルカラーのダークアイアンで塗ってから磨いて金属光沢を出しています。

リノリウム部分はシールをそのまま貼り戻しました。実はキットに入っていたシールは破損してしまったので、パソコンで印字して作り直しています。レールにかかる部分は切り取ってレールが上に出るようにしています。

艦首の組み立て

艦首部分です。ほとんどのパーツは後付になっているので、別で塗装して取り付けています。

波よけの前にあるロープのリールは1つ紛失してしまったので、自作が混ざっています。部材の関係で少し小さくなってしまっていますが、ナイショです。

これにて船体部分ができました。艦橋や砲塔もすでに基本塗装は済ませていますから、あとは細部を塗分けながら一気に組み上げます。パチ組キットってホントいいですね。

(全作品完成まで あと99)

 

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