GWスペシャル(2) 鈴鹿山脈 Op.396
2016年4月29日
多度養老山系と一緒に友人からお預かりしたのが鈴鹿山脈です。スケールはたぶん20万分の1くらいなのですが、多度養老山系に比べて広域なので模型のサイズは倍くらいになります。北は霊仙山から南は伊賀上野のあたりまでが模型になっています。1000mちょいの高さで特に高山ではないのですが、変化に富んだ地形で人気の高い鈴鹿の山々を作りました。
詳しくはつづきをどうぞ…
サフ吹き
養老同様にサフは自家製のチャコールグレーのサフを吹きました。これだけで十分塗料は食いついてくれています。
塗装と仕上げ
3種類のグリーンを使って塗装しています。使った色は「Op.395 多度養老山系」と々なので、そちらを参考にしてください。
仕上げも「多度養老山系」と同じでウオッシングとドライブラシで仕上げています。
ただこちらは1000m超の山々なので、山頂付近は樹木が薄くなる(実際にはそうでもないですが)イメージで、デッキタンでドライブラシをして岩肌の雰囲気をだしています。
鈴鹿山脈は北部は石灰岩質、南部は花崗岩質でどちらも白っぽい岩肌をしているので、デッキタンが良い感じです。
きれいな花が咲き乱れ花の百名山にも数えられる藤原岳には石灰岩を掘る藤原鉱山があります。1100mの山の側面をガリガリと露天掘りで削っているので、何十kmも離れた愛知県からも削られた山肌が良く見えます。なんでこんなとんでもない環境破壊が許可されたのか不思議ですよね。すごく昔だからOKだったんでしょうかね。
で、その藤原岳の鉱山が3Dプリンタでも再現されていたので、ちゃんと岩肌を露出させておきました。
完成!!
これで完成です。真っ白だったときは地形がよく分からなかったのですが、こうして彩色してみるとすごく分かりやすくなりました。私も最近の登山ブームに乗っかって昨年の11月から鈴鹿の山々を歩き回っているのですが、自分が歩いた場所が模型で手に取るように分かります。
いつも使っている山の地図を広げてこの地形模型と比べながら山の名前を入れてみました。これで全てじゃないですよ。でもこの1/3もまだ登っていません。この夏はここに書いてあるくらいは全部登ってみたいですね。まってろよ~、今に行くからね~♪
(全作品完成まで あと98)
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