ヴァッフェントレーガー(ボルジッヒ・ラインメタル) その6 塗装
2016年6月18日
Category : AFV ドイツTags : 8.8cmPak43ヴァッフェントレーガー
今回は塗装です。少しだけエッチングパーツもあるので先にメタルプライマーを塗ってからグレーのサフで表面の色を統一し、その上で影吹き、基本塗装と進めました。基本塗装はいつものように3種類の明度のダークイエローを使って陰影を強調しています。
詳しくはつづきをどうぞ…
サフ吹き
金属パーツやプラ板などで追加したパーツ、パテで整形した部分など色の異なるところがあるため、一度グレーのサフを吹いて全体を同じ色にします。ドラゴンのキットは成形色がサフとほぼ同じなので、全体に吹く必要はありません。
運転席のマスキングはこのようにティッシュを突っ込んでおくだけで大丈夫です。生真面目なモデラーさんが見たら卒倒しそうな手抜き技です(;^ω^)
影吹き
自家製のチャコールグレーで影吹きをします。この車輌は傾斜装甲なので外回りはフェンダーの下以外はあまり影になる部分はありません。でも砲尾や砲架、戦闘室内部はまっ黒です。
転輪は影を吹くだけで無く、周囲をタイヤブラックで塗っておきます。マスキングはせずにエアブラシでざっと塗り分けているだけです。
基本塗装
今回はダークイエローの単色塗装です。まずは基本のダークイエローに影色を混ぜて作った暗色で車体の下半分や戦闘室内部など光があまり当たらない場所を塗っておきます。
残った部分を基本のダークイエローで塗装します。まっすぐな面にグラデーションを施すと面が歪んで見えるのでグラデーションはかけません。基本的には面毎に明るさは変えますが、1枚の平面は全部同じ色です。
光の強く当たる部分は基本色に白を混ぜた明色を軽く吹きます。砲身のような曲面は一番下の暗色から一番上の明色までグラデーションになっています。
転輪は暗色で塗るのですが、その際製図用のテンプレートを使ってゴム部分をマスキングします。
今まで転輪の塗り分けは面倒な作業で、それなりに時間がかかっていたのですが、この方法で塗るようになってからはあっと言う間に塗装が完了します。あっけないくらいです(^_^)v
塗り終わった車輌全体を見ると塗装色の明度差はそれほど感じませんが(一番最初の写真)、こうして一番明るい部分と暗い部分を並べてみるとその差は歴然です。
室内の柔らかい蛍光灯の光と違い、反射光に比べて直射光が強い屋外では影が強くできます。それを塗装で再現してやるためにこのように塗装色を変えています。
最後にデカールを貼る部分に、下地づくりとしてツヤ有りのクリアを吹いておきます。カーモデルのように表面をツルツルにしてやれば、デカールの余白が白く浮くシルバリングを防ぐことができます。このまましっかりと乾燥させることにします。
(全作品完成まで あと109)
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