アメリカ・M10駆逐戦車 中期型 Op.403 制作開始
2016年8月12日
アメリカ陸軍では戦車は強力な防御力を持って敵陣を突破するための兵器と位置づけられていました。そしてその突破兵器の戦車を迎え撃つための攻撃力に重きを置いた駆逐戦車が開発されたのです。
駆逐戦車は突撃してくる戦車を待ち伏せして迎え撃つために、防御力を犠牲にしても強力な火砲を搭載しています。そんなアメリカ軍で一番たくさん製産された駆逐戦車がこのM10駆逐戦車です。
M10駆逐戦車は主砲に強力な3インチ(76.2mm)砲を搭載し、戦車の様な形状をしていますが、索敵を容易にしたり車体の重量を軽くするために天井を取り去ったオープントップの戦闘室を持っています。車体や砲塔の装甲板も戦車ほど厚くは無く、そのため増加装甲を場合によって取り付けるための金具も埋められています。
キットはタミヤの新製品で、今まで満足のできるキットがなかったM10駆逐戦車の決定版と呼べるキットです。待ちに待ったまともなM10駆逐戦車だけに、まだ発売されたばかりですが、さっそく製作に入ります。
制作記はつづきをどうぞ…
シャーシと足回りの組み立て
シャーシと足回りを組みたてます。シャーシは箱組ですが、組み立ての順番を説明書の記述通り守ればキッチリと直角を出して組み上げることが出来ます。
シャーマン戦車系のVVSSサスペンションはほどよいパーツ分割で組みやすく十分な再現度です。
フロントの牽引フックの付け根など従来のタミヤのシャーマン系で不満だった箇所はちゃんと直されています。アスカのシャーマンに比べれば多少の省略はありますが、コスパや製作のしやすさを考えればタミヤの設計は十分かと思います。
履帯はベルト式ですが、タミヤのベルト式履帯は接着剤で簡単に着くので扱いはとても便利です。シャーマン系の履帯はあまり垂れ下がることも無いのでベルトでも十分です。
M10駆逐戦車は履帯の上に車体が被さるので、組み立て後に履帯をはめるのはちょっと困難な気がします。いろいろと悩んだ末、先に足回りだけ塗装を済ませて組み立ててしまうことにします。次回は足回りの塗装ですね。
(全作品完成まで あと107)
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