日本海軍・航空母艦赤城 Op.413 制作開始
2017年4月2日
太平洋戦争海戦時の日本海軍の主力空母が赤城です。赤城は第1航空戦隊の旗艦として南雲司令官が乗り、大戦初期に華々しい活躍をしました。しかし太平洋戦争の戦局の折り返し点となったミッドウエー海戦で同じく第1航空戦隊の加賀と共に撃沈します。そして機動部隊の多くを失った日本海軍はどんどん敗戦に向かっていきました。
赤城は元々、重巡洋艦巡洋戦艦として建造が開始されました。そのため艦名に山の名前が付けられています。ちなみに空母加賀は戦艦として計画されていたため、国の名前が付けられていました。赤城の建造途中でワシントン軍縮条約が結ばれ、巡洋艦の保有数を制限された日本海軍は赤城を空母に転用します。最初は複数の飛行甲板を持っていたのですが、航空機の高性能化に伴い近代化改修を受け、このような形におさまりました。
キットはフジミの1/700で、接着や塗装無しでもそれなりの作品に仕上げることが出来る艦NEXTシリーズの4番目となります。このシリーズ、プラモとしての出来が素晴らしく、非常に楽に完成させられます。以前「武蔵」を作った時にはまた次が作りたいと思っていたところでした。それにしてもまさか空母が来るとは思いませんでした。これはホント楽しみですよ。
ではさっそく組み立てに入ります。
船体の組み立て
接着剤不要のキットなのでガンプラの様に一度全部組みたててしまい、その後もう一度分解し、塗装しながら組み直すという手順を踏みます。だって未塗装でどれだけの仕上がりになるか、見てみたいと思いませんか?
それぞれのパーツは接着剤不要で差し込むだけでピッタリと合うように作られており、ご覧の様に艦底と船体もピッタリと組み合わさっています。ただしあまりにぴったりなので、再度分解するときに外すのに苦労しそうなので、ダボを短く切り飛ばすか、ダボ穴を広げています。多少ぐらつくようにはなるのですが、最終的に接着してしまえば問題ありません。
色を塗らなくても良いように甲板の部分にはシールを貼るようになっています。紙のシールなのですが、しなやかで貼りやすいのでわりとキレイに貼れます。
大砲の防水キャンバスもシールを貼るようになっています。
反対側です。奥にしまわれている艦載艇の甲板やキャンバスもシールです。シールは型どおりに切り抜かれているので、複雑な甲板の形状にピッタリと合ってくれます。
船首部分です。本来なら別パーツになる階段とかが一体で成型されています。メーカーとしては開発が大変になるのでしょうが、モデラーとしては楽ちんで助かります。ただ折らないように気をつけないとね。
船尾部分です。ここの甲板はシールでは無く別の色で成型されたパーツです。普通なら錨の鎖のある部分などはマスキングをして塗り分けなのですが、このキットでは最初から別パーツです。これは塗装する場合でも、パーツ単位で別々に塗装してから組みたてれば良いので楽ですよね。
艦載艇の組み立て
艦載艇を組みたてて乗せます。艦載艇の甲板の上にある小さな錨まで印刷されているのがすごいですね。
艤装の組み立て
煙突、高射砲、飛行甲板の柱などを取り付けます。飛行甲板の柱は飛行甲板を乗せるときにはめやすいように上のダボを最初から小さくしておきます。
柱のダボは短くするだけでなく、細くしています。パチ組み用に少しキツイくらいになっているはずなので、ぶかぶかにしておきました。接着してしまえば問題ないですからね。
これにて船体部分の組み立ては完了です。実はまだスクリューや舵が付いていないのですが、それらは壊すと行けないので甲板の後で作業します。次は飛行甲板の組み立てです。
(全作品完成まで あと107)
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根生さん
お早うございます。
赤城は元「重巡洋艦」ではなく「巡洋戦艦」ですね。
重巡洋艦と巡洋戦艦の命名基準は同じで、山岳からとなっていました。
ありがとうございます。天城型の巡洋戦艦からなんですね。訂正しておきます。m(_ _)m