IDF・ショットカル 1973年ゴラン高原 Op.435 制作開始
2017年12月17日
Category : AFV イスラエルTags : ショットセンチュリオン
次のお題も砂漠の現用戦車です。まぁ、現用といっても1973年に中東戦争で活躍したイスラエル国防軍(IDF)のショットカル戦車です。ショットというのはヘブライ語で「鞭」とか「天罰」という意味らしく(Wikipediaより)、イギリス軍の戦後第1世代戦車であるセンチュリオンに付けられたIDFでの名称です。
英軍のセンチュリオンの20ポンド砲をより長距離での命中精度の高いL7 105mm戦車砲に乗せ換えたのがショット戦車なのですが、さらに燃費も良く整備性の良いディーゼルエンジン(米国製、M60パットン戦車と同じエンジン)に乗せ換える第2次改修が行われました。それがショットカル戦車です。エンジンの換装に伴いエンジンルーバーの形状が変り、さらにフェンダー上にエアフィルターが装備されるなどしました。
キットはAFVクラブの1/35です。普通のセンチュリオンの派生として作られたキットのためフェンダーやエンジンデッキなどが2種類のパーツが入っています。間違えないようにしないとね。ではさっそく製作に入ります。
制作記はつづきをとうぞ…
サスペンションの組み立て
サスペンションを組み立てる前に足回りのパーツをサフで塗っておきます。黒とマホガニーとグレーのサフを混ぜて作った自家製の影色のサフを全体に塗っておきます。こうすれば組みたててから塗料の届きにくい所を塗るのに苦労しなくて済みます。
塗料の届きにくい所はあらかじめ影色等を塗っておく
サスペンションは大変凝った作りで、中にコイルスプリングを仕込んでちゃんと可動します。サスペンションに付くリンク機構があってこれも可動するのですが、パーツが細かいので昔懐かしい焼き止めで固定します。焼き止めは熱したドライバーの先でするのですが、私はヒートペンを持っているので( ̄^ ̄)これを使いました。
一箇所だけ焼き止めしないところがあるのですが(赤丸の部分)、何度も動かすと取れてしまうので貼って剥がせる糊のピットマルチ2で接着します。ここは動く角度が小さいので、ピットマルチで付けても動かすことができました。このリンク付きのサスペンションを4組とリンク無しを2組作ります。今日はここまでですね。この手間のかかり様はさすがはAFVクラブです。
(全作品完成まで あと119)
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