日本陸軍・三式戦闘機飛燕1型丁 Op.446 制作開始
2018年5月28日
Category : 飛行機Tags : 三式戦闘機飛燕日本陸軍
前々から思っていたのですが、アメリカ陸軍のP-51マスタングと日本陸軍の三式戦闘機飛燕って似てますよね。どちらも液冷エンジンで、シュッとしたキレイなフォルムをしていますし、胴体の中央あたり、操縦席の下辺りに大きなラジエターが飛び出しています。同じ液冷でもメッサーシュミットやスピットファイアとは少し趣が違います。どちらも高いところでの飛行が得意だったようで、P-51はB-52爆撃機の護衛に、そして飛燕はその撃墜の任務を任されることもあって、日本本土上空のライバルだったみたいです。
マスタングはV型エンジンを普通の向きに搭載しているので、排気管が上の方から出ていますが、飛燕は面白いことにV型エンジンを上下逆に積んでいるので、排気管が下の方に出ています。また、マスタングのラジエターの開口部は胴体から少し離して開いているのに対し、飛燕のラジエターはピッタリと胴体にくっついています。高速で飛ぶ飛行機の機体表面は、機体表面の空気抵抗のために空気の流れの遅い層が数cmにわたってできるそうですが、そのせいで飛燕はラジエターへの空気の流れが悪く、それでなのかエンジントラブルが絶えなかったようです。せっかく良い機体を持っていても、そんな流体力学の知識不足から性能が発揮できなかったのはとっても残念ですよね。とはいえマスタングと飛燕、どちらも他の米軍機や日本機と趣を異にする戦闘機がいずれも陸軍の所属ってところも面白いですね。こうなりゃ作り比べをしてみたいと思うのが人情でして(なのかwww)、P-51マスタングに続いて三式戦闘機飛燕を作ります。
キットはRSモデルの1/72です。サクッと作って並べて楽しめるのが1/72のいいところです。マスタング同様にこちらも銀色の機体に仕上げます。ホントはタミヤのとかがよかったのですが、在庫があるのでおとなしくRSモデルを作ります。なんでこんなの(失礼(;^ω^))買ってたんでしょうね?別に安くないのに・・・
でもさっそく制作に入ります・・・
コクピットの組み立て
飛行機のキットでは最初に機体の中に組み込むパーツを作ります。エンジンの無いキットではコクピットということになります。1/72ですからね、大抵はあっさりとした再現度です。ヒドイとただの風呂桶ですけど、このキットの場合は少しはパーツがあります。まぁ、こんなところです。タミヤくらい再現されていれば、シートベルトの一つもアフターパーツを奢ってやろうかとも思うのですが、これくらいなら、まぁ無くてもいいか・・・って思っちゃいます。
コクピットの後にはフレームがあります。ここには軽量化のための肉抜き穴が空いているのですが、パーツの成型の都合で穴がまっすぐ抜けていません。変なテーパーが付いており、かなり穴が埋まってしまっていました。そのままではカッコ悪いので、ドリルで穴を反対側までまっすぐに抜いてやりました。
機体の内側の壁も組みたてます・・・と言っても、1つだけパーツを取り付けただけですけどね。これでコクピットのパーツの組み立ては完了です。次回はこれを塗装して胴体を貼り合わせましょう。
(全作品完成まで あと127)
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