神瞰・熊本城 その6 大天守1階の床と内装
2018年8月8日
石垣が完成し土台ができあがりました。いよいよ天守閣の建築の始まりです。普通建物は柱、屋根、外壁、内装の順で作っていくのでしょうが、そこはプラモです。外を先に作ってしまっては中が作れません。ここは実際の建築とは逆に内側から外側に向かって作っていきます。
それでは建設現場にご案内しましょう。
大天守1階の床下
石垣の上に土台となる部分が乗ります。太い丸太を組み合わせて作られた土台ですね。建築用語ではなにか名前があるのでしょうが、なにしろ素人なのでよく知りません。
大天守は石垣をよじ登ってきた外敵を迎撃するために1階部分が石垣の周囲に張り出しています。そのため石垣のすぐ上に屋根がつきます。そのためのパーツがこの右の写真です。この漆喰が塗られた白い柱の上に屋根が乗ります。
床面と間仕切りの壁
いよいよ床面を張ります。床は全部畳敷きです。部屋はすべて碁盤の目のように区分けされています。
畳の部分と木の床の部分は塗り分けが必要なのですが、部屋と部屋の仕切りの部分は壁(というか扉)が乗るので見えなくなってしまいます。ということは塗り分けの必要はありませんね。階段のある部分だけ塗り分けます。
畳と畳の間はガンダムタッチマーカーのリアルタッチグリーンで塗っておきます。直線ですから定規を当てれば簡単にきれいに線が引けます。
各部屋の仕切りとなる壁を立てます。壁は木の部分と漆喰で塗られた部分、そして障子の部分からなります。障子の部分は筆塗りですが、漆喰の部分はマスキングをして塗り分けました。マスキングはかなり手間がかかりますが、筆で柱を塗り分けるよりは楽ちんですし、なによりもきれいに仕上がります。
マスキング作業は何時間もかかりました。この先6層の大天守と4層の小天守を作るわけですから、その遠い道のりに頭がクラクラしそうです。なんとか年内に大天守、小天守の1階部分まではと思ったのですが、どうやら大天守の1階を仕上げるのがやっとのようですね。
(全作品完成まで あと89)
この記事は2010年12月21日に書かれたものです
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