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黒騎士物語・3号突撃砲戦車G中期型　Op.476　制作開始

2020年4月19日

Category : AFV ドイツTags :

Scale : 1/35 Maker : サイバーホビー Post : 476-1

黒騎士物語・3号突撃砲戦車G後期型 1/35 ドラゴン

日本の戦争劇画の第一人者の小林原文先生の代表作が『黒騎士物語』です。その中で主人公のバウアー中尉ひきいる第8中隊なんですが、物語の中盤で3号突撃砲戦車を率いて大活躍します。このキットが発売されたのは10年前なんですが、たしか私がそのコミックを友人から借りて読んだのもそんなころです。もう10年も前の話なので、話の内容はほとんどおぼえていなくて、3突に乗ってたのは全然記憶にありませんでした。

突撃砲というのは普通は歩兵部隊の支援なんかに使われるのですが、この3号突撃砲戦車は戦車と付くだけあって、戦車部隊に配属され、戦車と同じように運用されました。高価だったパンターやティーガーを充分に配備できなかったのを安価に作れる3突で補ったそうです。もちろん3突には十分な戦闘力があったということなんですね。

3号突撃砲は極初期のA型から始まってG型まであります。G型は3号戦車M型を使って生産された最後期型で最もたくさん作られました。その中でも今回作るG中期型はザウコップ(ドイツ語で豚の頭)と呼ばれる鋳造の主砲防盾がとりつけられています。ザウコップ付きの3突は作ったことがなかったので、ここは少しだけ新鮮です。

キットにはオマケとしてバウアー中尉とその部下のシュルツ曹長が入っているのですが、クルー全員を集めようと思ったら他のキットも買わないといけません。でも10年前のキットですから、いまさら欲しがっても手に入らないでしょうね。まぁ、特に欲しいわけじゃないので大丈夫ですが(￣。￣;)

それよりも黒騎士物語をもう一度読んでみたいですね。

ではさっそく製作に入ります・・・

キットの洗浄

キットの洗浄

海外のキットを作る時は必ずやるのですが、まずは洗剤でパーツを洗浄します。プラを金型からぬくときに抜きやすくするために離型剤という油のようなモノを金型に塗るのですが、それがパーツに結構残っています。場合によっては塗料がはじかれてムラになることもありました。国産のキットではまずそんなことはないのですが、海外物はやっぱりダメですね。

手で触ってもどこなくヌルっとしています。これにマジックリンを吹き付けてお湯で洗い流します。プラモ専用の洗剤も販売されていますが、私はいつもマジックリンです。これで充分です。一度ホームセンターのPBの安いのを使ったのですがそれでは少しパワー不足だったので、今はブランド品の花王のマジックリンを使っています。さすがに老舗ブランドだけあって油汚れにはめっぽう強く、軽く洗っただけで、手触りがキュッキュッとなります。

車輪の組み立て

車輪の組み立て

車輪を組み立てます。基本は3号戦車なので転輪は片側6個です。起動輪と誘導輪は直径の大きなモノがついています。上部転輪は片側3コずつですが、こちらは履帯の取り外しをしやすくするために貼り合わせは履帯の取り付け後、つまり一番最後に行うことにするので、まだこの時点ではバラバラです。

誘導輪

ドラゴンの3号戦車のキットの誘導輪はエッチングパーツでディテールアップされるのがデフォルトです。こんな目立たない所までエッチングパーツが奢られています。正直、できあがってみると言われなきゃ気づかないくらいの場所ですが、それでもこの精密さにはテンションが上がりますよね。次回からはガンガン製作を進めていきます。

(全作品完成まで　123)

 

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