sWSパンツァーヴェルファー42 その12 基本塗装

sWSパンツァーヴェルファー42　その12　基本塗装

2020年6月9日

Category : AFV ドイツTags : sWS ネーベル・ヴェルファーパンツァーヴェルファー

Scale : 1/35 Maker : ブロンコ Post : 478-12

内部の塗装も終わり、組み立ても完了したので、いよいよ塗装作業に入ります。今回はサフ吹きから基本塗装までを行ないました。ドイツ戦車の基本色となるダークイエローはその顔料を占領したフランス領内で産出していたため、大戦末期にはダークイエローが不足したと聞いたことがあります。そういえば末期の車輌にはオリーブグリーンをベースに迷彩塗装を塗った車輌も多く見られますし、もっとひどいとプライマーレッドをブラウンにみたてて、その上から迷彩色を塗られた車輌もあったりします。そんなわけで、今回はダークイエローの彩度を落して顔料が逼迫している感じを出してみました。

詳しくはつづきをどうぞ…

サフ吹き

サフを吹く前に金属パーツにメタルプライマーを塗ります。プラモ用の塗料を金属に食いつかせるには塗るのをおすすめします。私はプラモ用ではなくなんでも塗料を食いつかせちゃう染めQのミッチャクロンというのを使っています。お徳用なので1つ買うと一生分ありそうです。

メタルプライマーを塗ったらその上から自家製のチャコールグレーのサフを全体に吹きます。明らかに明るくなる部分には上からグレーのサフを吹くのでしっかりと影色を吹く必要は無いのですが、明らかに吹き忘れを見つけました(;^ω^)

影色のサフでまっ黒になった車体の光が強く当たる部分にグレーのサフを吹きます。これで陰影がでてきました。例の箇所はまだ忘れたままです・・・というか、実はコレを塗ってて気づいたんです。だからこの後もう一度影色のサフで直しました。

基本塗装(暗色)

基本のダークイエローに影色を足した暗色を使って影になる部分を塗ります。傾斜装甲を持つ車輌の場合車体の上の方にある装甲板はほぼほぼ斜め上を向いているので、暗色では塗りません。ご覧の様に暗色で塗装するのは車体の下面と垂直な面、そしてロケット砲になります。

基本塗装(基本色と明色)

残りの部分を基本色で塗装します。ロケット砲も上半分を基本色をかぶせます。さらに天板やフェンダーなど水平になっていて太陽の光が強く当たる部分には基本色に白を混ぜた明色を吹きます。明色は通常よりも薄めに溶いて(倍くらい)発色を弱くすることで調整をしやすくしています。これで車体の基本塗装は完了です。

車輪の塗装

車体と一緒に車輪も塗装します。車輪も全て影色のサフを吹きます。また前輪や転輪のようにゴム部分がある車輪はゴム部分をタイヤブラックで塗分けます。サフとあまり色味が違わないので、マスキングなどはせずに、エアブラシでフリーハンドでざっくりと塗分けるだけで充分です。

車輪の基本塗装をします。ダークイエロー部分は全て影色を混ぜた暗色です。これを製図用のテンプレートを使ってゴム部分をマスキングして塗分けます。前輪はリムとゴムの境目にテンプレートを密着させられないので、すこし境目がボケてしまいました。ここは筆塗りで修正してきます。

履帯の塗装

履帯もここで塗装しておきます。モデルカステンの履帯色がまだ戦車2台分くらい残っていたので使いました。車体から外しても履帯の前後左右が分からなくならないように針金で印を付けてあります。黒っぽい履帯色で塗装すると連結部分に微妙な隙間があるのがわかります。キッチリ詰めて作ったつもりでも、接着剤の揮発で接着部分が収縮するために開いてしまいました。隙間が広く切れそうな所は予め接着剤を塗ってギュッと押し込み補強しておきました。

今回はここまでです。塗装するパーツが多いので迷彩塗装まで進むことはできませんでした。次回は3色迷彩を塗ります。

(全作品完成まで　あと121)

プラモ日記