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ヤマハ・YZR500 その7 チャンバーの組み立て

Category : 自動車

Scale : 1/12 Maker : タミヤ Post : 485-7

チャンバーの組み立て

チャンバーを組み立てました。一般的な排気管はグニャグニャ曲がってはいるものの太さは一定でエンジンとマフラーをつないでいます。ところが2ストロークエンジンでは排気管の途中が大きく膨らんだ形をしており、ここで膨張した排気ガスが排気ガスと一緒に出て行こうとする未燃焼の吸気ガスを押し戻します。排気管が太く膨らんでいるかどうかで2ストロークエンジンか4ストロークエンジンかが分かります・・・と知ったようなことを書いていますが、ついさっき知りました(+_+)\バキッ!

今回はこの4本のチャンバーとその先に付くマフラーを組み立てました。ちょっと手間がかかったので塗装までは行き着けませんでしたのでここでアップです。

詳しくはつづきをどうぞ…

裏側の穴を埋める

チャンバーの整形

複雑な形をしたチャンバーはどれも一体成型です。なかなかの技術ですよね。ただ残念なことに裏側にぽっかりと大きな穴が開いています。あまり見えないとは言え、ひっくり返してよく見ると丸見えになる位置です。ここはしっかりと埋めておきます。

使ったのは混ぜると固まるエポキシ系のパテです。これはホームセンターで買った物ですが、エポキシ系はヒケないのでこのような大きな穴を埋めるのには最適です。柔らかくて削りやすいパテを選んではいるのですが、できるだけ楽をするために盛り付けた後で指先にアルコールを付けて平らにならしています。こうすれば削る前から狙った形になってくれます。これもヒケが無いからできる技ですよね。

仮り組みしてみた

チャンバーの仮り組み

チャンバーを仮り組みして見ました。さすがはタミヤですね。ピッタリ合います。グニャグニャの排気管ってなかなかピッタリ合わないんですよね。このキットはとても古い製品なのですがノーストレスです。パテで埋めた部分はこのようにひっくり返すと丸見えです。やっぱり埋めてよかったですね。

上のチャンバーの仮り組み

上のチャンバーも仮り組みしてみました。こちらはシートカウルをかぶせればほとんど見えなくなりそうです。でも他のパーツが奥の方まで作り込まれているので、やっぱり埋めて置いた方がいいですよね。

溶接の跡

溶接の跡

チャンバーは複雑な形をしているので途中で何ヶ所も溶接をしてつなぐのが一般的です。ネットでYZR500のチャンバーの写真を検索すると何ヶ所も溶接の跡があります。ただ今回のキットの箱絵ではもう少し溶接の跡は少なめです。これは年式の違いなのかも知れませね。バイクのことはあまり詳しくないのでよくわからないのですが、ここは箱絵に従って、箱絵に描かれている範囲で溶接の跡を追加しました。

溶接の跡は細く伸ばしたランナーを接着剤で貼り付けます。エポキシパテの上は接着剤が効かないので瞬着で接着しています。伸ばしランナーを貼っただけでは丸い断面の棒が貼り付いているだけなので、潰して溶接の跡っぽくします。流し込み接着剤をドボドボに流して伸ばしランナーを柔らかくしてからデザインナイフの背で押さえて溶接っぽい形にしています。

マフラー

マフラーの成形

マフラーも1パーツで成型されています。パーティングラインも無いのでまん丸でスッキリとした筒に成型されています。ただこの向きで抜くとどうしても深い穴は開けにくいので穴が浅くなってしまいます。そこでドリルで排気の穴を深く、また広く彫込んでいます。最初は1mmを使い、次に1.1mmで彫ります。一度にしないのは中心を外さないようにするためです。最後にデザインナイフの刃先でもう少しだけ先っぽを薄削りします。

チャンバーの組み立て

仮り組みしてみました。未接着でもしっかりと収まってくれています。次回はチャンバーを塗装して取り付けましょう。

デカールの黄ばみ

デカールの黄ばみ取り

古いもらいもののキットなので説明書はしっかりと黄ばんでいます。それだけでなくデカールも黄ばんでしまっています。もしかしたらボロボロになってしまって上手く貼れないかもしれません。でも煙草メーカーへの締め付けがまだ厳しくなかったころのキットなのでマルボロのロゴもしっかりと入っています。これはうれしいですよね。なんとしてもこのデカールを使いたいですよね。そんなわけでデカールを日光浴させることにしました。例年よりも早い梅雨入りのせいで毎日天気はイマイチですが、今日は強い日差しが射しています。1年で一番紫外線が強い季節です。ベランダの床にデカールを養生テープで貼り付けて日光浴をさせています。これで黄ばみが取れればいいですね。

(全作品完成まで あと117)

 

 

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