3号突撃砲G後期型 その12 運転手フィギュアの組み立て
2023年4月24日
Category : AFV ドイツTags : 3号突撃砲
操縦席パーツ(なのか?)の残りひとつ、運転手を組み立てます。フィギュアは最後の行程なのですが、嫌〜な予感(笑)がするので、先に作業します。以前、といっても2006年のことなので17年も前ですが、エデュアルドのヘッツァーをフルインテリア&フィギュア付きで作ったのですが、フィギュアがまるで中に収まりませんでした。その記憶が蘇ってきたのです。
詳しくはつづきをどうぞ…
フィギュアの組み立て
フィギュアを組み立てます。まずはざっくりと組み立てて、座席に座らせてみます。ところが案の定、ズボンの裾の部分が、回転部分を覆っているカバーと干渉してまるで入りません。見た感じ、この狭い隙間に脚を伸ばしてペダルを踏む場合、ズボンの裾は側面に当たって、つぶれるのが普通でしょうね。そんなわけで、現物合わせをしながら大胆に削っていきます。最後は縫い目などのモールドを復活させたり、シワを不自然にならないように追加したりしました。
手のパーツは、レバーを握らせるために、腕とは別パーツになっており、角度を調整できるようになっています。脚が通るようになったら、実際に座席に座らせて、レバーを握らせて角度を調整します。
手先はあまりに小さなパーツなので、パーティングラインやバリの処理はしてありません。腕にしっかりと接着できてから、整形する予定です。
フィッティング
座らせてみました。ざっくり組んだだけですが、運が良かったですね、日頃のおこないの賜物ってやつです。腕の角度は問題なしです。手首がまだ接着剤が固まりきっていないので、ゆっくりなら動きます。ここでちゃんと握れるように調整しました。
実は手は親指が別パーツになっています。先に付けてしまうと、レバーを握らせられなくなりそうなので、まだ付けてません。それとヘッドフォンも頭を塗装してから、別で塗って取り付ける予定です。
フィギュアの整形
パーティングラインやバリを削り取ります。デザインナイフの刃先で削れる部分はナイフで削ったのですが、手首から先は力を入れると壊れそうなので、ルーターに回転ヤスリを付けて削りました。ここまでくると拡大鏡を掛けないと作業できませんね。(;^ω^)
フィギュアの襟とか、襟と胸の隙間、袖口をアートナイフの刃先で彫り込んでいます。インジェクションキットでは逆テーパーになるようなパーツ成型はできませんから、ここはモデラーが手助けをしてあげるところです。これが柔らかいシリコン型で作るレジンキットなんかは最初から深く逆テーパーで彫り込まれているので、いいんですけどね。
写真には写っていませんが、お尻の上の上着の裾も大きく彫り込んでいます。座ってしまえば見えなくなりますけどね。
親指をどうする
レバーをきっちりと握るために、両手の親指は米粒よりも小さなパーツなのですが、別パーツになっています。これを先に組み立てます。ちゃんと正しい向きをむいているかどうか何て、裸眼ではもうわかりません。頭から拡大鏡を被ってピンセットの先で調整しました。実はこの行程には重大な秘密があります。
実はレバーをキッチリと握らせてしまうためには、フィギュアは先に塗装しておかねばならないのですが、そうすると親指の部分は別で塗って接着となります。又は、親指だけ手に付けておいて、後からレバーを握らせるか…それも無理そうな感じです。
レバーの先だけを手に接着して、後からレバー本体と接着とも思ったのですが、それも無理ぽい。そこで一番ごまかせそうな方法を思いつきました。レバーを根元から切り取り、それを上の写真の様に持たせます。フィギュアを押し込んでしまえば、レバーの付け根はだいたい方向があってれば、離れていても見えません。レバーが離れていることはナイショです(+_+)\バキッ!
(全作品完成まで あと116)
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