4号戦車H型改造 8.8cmFlak37自走砲 その4 サスペンションと車体上部
2024年10月29日
Category : AFV ドイツTags : 4号戦車8.8cmFlak36/37

車体の組み立て作業を進めます。今回はサスペンションと車体の上部を組み立てました。サスペンションだけでは記事としては物足りないので、フェンダーまで付けたのですが、そのフェンダーをしっかりと固定したかったので、車体上部を組み立てました。
詳しくは続きをどうぞ・・・
サスペンションの組み立て

サスペンションを組み立てます。3号戦車や5号パンター、6号ティーガーなど、ドイツ戦車の多くは車体の中に入っているトーションバーサスペンションなのですが、この4号戦車は、車体の外に飛び出したリーフスプリングのサスペンションです。そのため、パーツ数も多くなります。これが8組あるわけですから、それなりに面倒な作業です。一時、これでもかってっくらいパーツ分割された時代がありましたが、さすがに評判が悪かったのか、スマートキットとか言って、現在の組み立てやすいほどほどのパーツ数に収まりました。まぁ、これくらいにしといてもらいたいですよね。
フェンダー

これはフェンダーの裏側です。昔はフェンダーの裏側はツルツルで、押し出しピンの痕だらけだったのですが、このキットでは、模様やリベット、リブまでキッチリと再現されています。ほとんど見えないのですが、ちょっとうれしいですよね。

フェンダーを組み立てて取り付けます。フェンダーの前後には、跳ね上げ式の部分が付くのですが、これが別パーツになっており、跳ね上げた状態も再現できます。これを組み立ててから、車体に取り付けます。フェンダーが車体に接着する部分は、糊代などやかみ合わせなどはほとんど無く、ほぼイモ付けです。これでは強度的にちょいと心配です。

フェンダーのような大きくて薄いパーツは、長い期間に箱の中で変形してしまいます。私の場合、まだマシな方ですが、ご覧の様に少しだけ歪んでしまっています。指でしごいて直すのですが、完全にまっすぐにはできません。やっぱりキットは買ってから長く置く物じゃ無いですね。
上でも書きましたが、フェンダーはイモ付けなので強度的の心配もありますが、さらにキッチリと水平に付けられているのか、そちらも心配になります。そこで、車体上部のパーツを取り付けて、それとフェンダーを接着することで、フェンダーをしっかりと固定します。
運転室の組み立て
4号戦車は(と言うか大抵の戦車は)、車体上部は前から後ろまで一体になっています。ですがこの自走砲では、真ん中に巨大な8.8cm対空砲を載せる為に、車体中央の戦闘室部分が切り取られています。そこで、まずは前1/3の運転室部分を作ります。

運転室を組み立てます。本当は機関銃はしっかりと全体が再現されるのですが、今回は作りませんでした。さらにクラッペ(窓)はバイザーブロックや開閉レバーもパーツがあるのですが、作りません。もちろん塗装もしません。まったく見えなくなりますからね。
機関室の組み立て

次に機関室を組み立てます。エンジンデッキの上は、砲兵の作業場所、つまり戦闘室になります。そのためここにはできるだけなにも無い状態になっています。後部の装甲板にあるパーツを取り付ける穴は埋めるように指示があったので、パテで埋めました。

説明書には指示がなかったのですが、両サイドの装甲板にもパーツ取り付け用のダボ穴があるのですが、説明書ではツルツルになっているので、埋めておきました。
車体中央部の組み立て

車体中央部分も取り付けます。実際には機関室と一緒に取り付けたのですが、ただの1枚板です。この真ん中の丸い穴の上に8.8cm対空砲の台座が付きます。
この後フェンダーの上にOVMなどを取り付けることになっていますが、先に履帯の組み立て作業に進むことにします。連結組み立て式の履帯は、完全に接着剤が固まるまで時間がかかるので、先に巻き付けて、しばらく放置します。その間にOVMの取り付けや、8.8cm砲の組み立てをする予定です。
(全作品完成まで あと114)
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