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4号戦車H型改造 8.8cmFlak37自走砲 その5 履帯の組み立て

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : サイバーホビー Post : 491-5

4号戦車H型改造 8.8cmFlak37自走砲 履帯の組み立て

説明書の順序では、次はフェンダー上のOVMなどを組み立てます。ですが、ここで履帯を組みたてます。接着して連結した履帯は、接着剤の揮発で縮んでしまうので、早めに安定させるために、先に組み立てて、塗装までの時間を稼ぎます。

詳しくは続きをどうぞ・・・

車輪の仮留め

4号戦車H型改造 8.8cmFlak37自走砲 車輪の仮留め

まずは車輪を取り付けます。写真は塗装の手間を考えて、差し込むだけの仮留めです。今回のキットは起動輪と転輪は、穴がガバガバなので、マスキングテープで太くして差し込んでいます。誘導輪は逆にキツイくらいなので、ほどよいきつさになるように少し穴を削っています。

4号戦車H型改造 8.8cmFlak37自走砲 上部転輪の接着

上部転輪は2枚を貼り合わせるタイプですが、内側の円盤だけを車体に貼り付けます。外側も貼り付けると、履帯のガイドホーンが引っかかって取り外せなくなるので、外側は後から貼り付ける予定です。

履帯の組み立て

4号戦車H型改造 8.8cmFlak37自走砲 履帯の組み立て

まずは履帯を数だけ並べます。履板には押し出しピンの痕があるので、丁寧に削りながら、はめ込むだけで並べていきます。未接着ではそれほどしっかり留まらないので、5コマずつくらいが丁度いいです。説明書では99コマと書かれているので、5×20組の100コマを準備しました。

全部並び終えたら、リモネン系接着剤を筆で塗って接着していきます。リモネン系を使うのは、硬化に時間がかかるため、作業を慌てなくてすみます。そしてさらに、乾燥が遅いのに接着力は非常に強いという、履帯の組み立てに非常に向いた性質の接着剤なのです。甘い香りが美味しそうってのもいいですしね。

4号戦車H型改造 8.8cmFlak37自走砲 履帯の連結

接着の作業の開始から時計で時間を計ります。だいたい10分〜15分ほどで全部のコマがつながります。その後、もう10分ほど(作業開始から25分ほど)した段階で、両側からまっすぐな板を当てて、まっすぐになるようにします。そのままだいたい45分まで待ちます。

履帯の巻き付け

4号戦車H型改造 8.8cmFlak37自走砲 履帯の巻き付け

接着剤の硬化待ちの間に、反対側の履帯の準備もします。まだ全部のコマが揃っていませんが、先に作業している側の履帯が固まって来たので、巻き付けます。45分くらい経つと、丁度板ガムくらいの硬さになるので、ゆっくりと曲げれば、まだ好きな形にすることができます。真ん中より少しだけ下側が多くなるくらいの位置で折り曲げます。

4号戦車H型改造 8.8cmFlak37自走砲 履帯の巻き付け

誘導輪側から履帯を通して最後は起動輪でつなぎます。起動輪には歯があるので、上側の履帯を歯に引っかけて固定し、そこに下からの履帯を合わせます。合わせ目には接着剤を流して固定しますが、その際に、起動輪の歯に接着剤が付かないように注意します。

履帯の形を整える

4号戦車H型改造 8.8cmFlak37自走砲 垂れ具合の調整

丸めたティッシュを履帯とフェンダーの間に挟んで、履帯の垂れ具合を調整します。フェンダーや丈夫転輪をしっかり接着しているのはこのためです。このまま数日放置すれば、キレイに波打った状態で固まってくれるはずです。

4号戦車H型改造 8.8cmFlak37自走砲 履帯の組み立て

反対側も同様に作業します。右側の履帯パーツと左側の履帯パーツは、連結ピンの頭の位置が違うので、異なる色で成型されています。右側が車体と同じ色のプラで、左側はもう少し濃い色のプラです。塗ってしまうと分からなくなるので、塗装後の取り付ける時は、連結ピンの頭だけがたよりです。

これで履帯の組み立ては完了です。次回は履帯の乾燥を待ちながら、OVMの取り付け作業に進みます。

(全作品完成まで あと114)

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