4号戦車H型改造 8.8cmFlak37自走砲 その8 砲架の組立て
2024年11月16日
Category : AFV ドイツTags : 4号戦車8.8cmFlak36/37
前回組み立てた、砲身と揺架を乗せる砲架を組み立てます。砲架は旋回だけで無く、俯仰するようにも作れます。ただ、今回は座席を折りたたんだ行軍状態で作りますので、砲はまっすぐ前を向いて、水平のまま仕上げるつもりです。
詳しくは続きをどうぞ・・・
砲架の組立て
これは砲架の左側のパーツです。ここには高射砲として使用するための、遅延信管をセットする装置などが付きます。キットではこれを付けない選択もできます。箱絵を見るとこれらの補器は付いていないので、このキットのモデルとなった車輌はもっぱら対戦車砲として使用されていたようです。私はどちらにしようか迷ったのですが、迷彩塗装を箱絵に倣うことにしていますから、遅延信管装置は付けないことにしました。
そこで説明書の通りに、ダボなどを削り取りました。上の写真の赤枠の部分です。そしてさらによく見ると、逆にダボ穴もいくつか開いています。これを埋める指示はされていないのですが、箱絵を見ると、その穴はありません。そこで、伸ばしランナーを突っ込んで、穴を埋めることにしました。
砲架にはチェーンを付ける箇所があります。このキットでは金属製のチェーンが付属してきます。ただ、このキット付属のチェーン(写真のシルバーの方)なのですが、ちょっとばかり太すぎます。説明書の通り1.2cmで切り出すとチェーンは、イラストの9コマではなく、5コマくらいになってしまいます。これではカッコ悪いので、手持ちの銅製の極小チェーンに置き換えました。なんでも持っていると役に立ちますね。これは反対側にもあります。
こちらは砲手が操作する右側です。様々な機器がゴチャゴチャと付いていて、カッコイイですよね。特にクリアパーツにメーターが印刷されているのは、オマケとしては最高です。
照準器は砲の俯仰に合わせて角度を変えます。そのためのリンクの棒も付いているのですが、このキットでは固定です。まぁ、こんな細いパーツを可動式にしようと思うメーカーはAFVクラブくらいでしょうね。このキットでは対戦車砲として使用されるのを想定しているようですから、水平で固定でかまいません。もし、大きく俯角を付ける作り方をするなら、このパーツは少々細工が必要になります。もちろん、私は水平状態で作りますので、そんな細工はしませんけどね。
俯仰装置
砲を上下に動かすための俯仰装置を組み立てます。シリンダーはアルミパーツで用意されており、可動式にもかかわらず、外の筒は非常に薄く作られています。すごくカッコイイですね。でもここでトラブルです。動きが非常に渋いのです。少し削ったり、磨いたりしてなんとかぎりぎり動く様にはしたのですが、角度がここまでしか上がりません。ドラゴンの8.8cmは何度も作っていますが、こんなことは初めてです。箱の中で変形したのでしょうかね?何度も書いてますが、ホント、プラモはなるべく早く作った方が良いですね。
砲座の取り付け
砲架を乗せる台の部分、砲座を作ります。通常の8.8cm砲の砲座から、脚を取り除いたもので、8.8cmFlak37のパーツそのままを車体に取り付けています。
砲を戦車に載せてみました。せっかくなので、上空を仰いでいる状態で写真を撮ってみました。前にも書いた通り、この状態では、砲架の砲耳から伸びているロッドはもう少し後に引っ張られており、リンクの角度が変わっているはずですし、それに伴い、照準器も上を向きます。そうやって作るのもカッコ良いとは思いますが・・・
これでほぼほぼ組み立て作業は終わりなのですが、塗装に入り前に、あと少しだけ作業する予定です。最後まで行って、組み立て作業を終えようとも思ったのですが、今回はここまでです。
(全作品完成まで あと114)
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根生さんへ。おはようございます!
4号順調に進んでおりますね。88めちゃくちゃ格好いいです。自分は小学生時代にタミヤの88を作って以来制作したことはありません。組立練習のバイクを接着剤がはみ出ないかドキドキしながら作ったのを覚えています。タミヤの88も子供心にはパーツがたくさんあって精巧だなあと思っていましたが、根生さんの88を見て全然別もんだと驚きました。側面のメーター類や揺り架部分など精密感が桁外れです。タミヤの88は全体的にもやっとした印象でしたが、こんなにも88はシャープな作りで精悍なんですね!格好いいです。いつか自分も作ってみたくなりました。それにちらっと見えた塗装説明図の正面図!痺れました。横からしかみたことがない車両でしたが、正面の面構えがこんな風になるとは予想もできませんでした。根生さんの作品の完成を心待ちにしております!正面からの完成写真楽しみにしております。
こちらは、根生さんの制作№483のフンメル初期型と№267のフンメル後期型の塗装を参考にさせていただいて、マーダーⅡの内部塗装に入りました。根生さんの完成作品は、とても参考になります!いつもありがとうございます。
昨日は、娘が札幌ドームで開催される「ものづくりフェス」に行きました。クラフトワークなど個人の作品の展示即売会です。本人もミニチュアづくりやレジンアクセサリー作りにはまっています。将来はミニチュアアーティストになりたいと言っていますが、根生さんの娘さんのように事業を起こせるほどの力量はあるのかどうか?でも、モノづくりの趣味はずっと続けてほしいものだと親バカながら思います。でも、貨物列車の脱線事故で特急が止まり、高速バスに代替するなど、対応に終日ばたばたした1日となりました。
afvbuilder2021さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
タミヤの88は銘キットですよね。始めて発売された当時、私は中学生だったか高校生だったかの少年時代だったのですが、当時にしては高額なキット(タブン1000円ちょっとくらい)にドキドキしながら作った覚えがあります。ただ、大人になって出戻ってからしばらくして購入したドラゴンの88は、タミヤの倍ほどのパーツ数が有り、その精密さや豪華さにビックリしました。そして、次に作ったAFVクラブの88は、ドラゴンのさらに倍のパーツ数で、ここまで来るとちょっとやりすぎかな・・・と思うほどでした。だってあのタミヤの88の4倍のパーツ数ですからね。
AFVクラブの88を作ったときは、仲間達5人で中京AFVの会に大きな作品を出して一等賞をいただくことが出来た、思いでのキットです。その時私はAFVクラブの8.8cmFlak18を担当しました。なんだかすごく懐かしいです。
afvbuilder2021さんのお嬢さんも物作りが趣味なのですね。私の娘達(3人もいます)もみんな手芸とか工作が大好きです。一時コスプレにもはまっていました。でも結局その道の仕事に進んだのは長女だけです。それもいろんな偶然が重なって、気づいたらそれが仕事になっていた感じです。他の娘達も、みんなそれぞれの人生で、自分なりに楽しんでいるみたいです。
砲の左側の不足部分。
FLAK36ではB27を使うようになっていますが、このキットではB20となっています。
ドラゴントラップです。
この部分が何のためか分かりませんが、無いものもありますので、お気になさらなくても良いかと思います。
https://i.imgur.com/HFlG9zP.jpeg
ベルリン戦での遺棄されたFLAK37といわれているものです。
tomboy07さん、コメントありがとうございます。
今回はFlak37で作っていますから、B20でいいのでしょうか?
ベルリン戦でのFlak37はこのあたりにあまりパーツが無く、すっきりしていますから、これならばこのままでもOKな感じがします。
そうなると、パッケージのイラストが疑問になってくるのですが、そこはドラゴンですからね。深く考えないようにします。
根生さん
こんばんは。
混乱させて申し訳ありません。
お作りのキットはFLAK37ですね。
私の手持は高射砲FLAK36で、この後36/37の2IN1キットが出ました。
同じかと思いましたが、2IN1では36、37の区別なくB20とB27のどちらかの選択になっています。
という事で、ご心配させた挙句で申し訳ありませんが、両方OKかと思います。
いえいえ、大丈夫です。混乱しているのはドラゴンですね。なにしろ説明書の図と箱絵が違っていますからね。どちらでも良いってことなんですね。まぁ、これもいつものことですね.
根生さんへ。メールのご返信ありがとうございました。
88のパーツ数、すごいことになっていたのですね!びっくりです。ドラゴンの88はいつか作ってみたいですね。未組立の模型が積んであるので、ほとんど新規に購入しないのですが、ジープとトレイラーにこれでもかと搭乗した空挺隊員のフィギュアに心奪われて、10年位前?に購入したブロンコの「BritishAirborn Troops Riding In 1/4TonTrack&Trailer」は箱を開けてジープの組立説明書を見たとたん、あまりのパーツの細かさにそのまま箱を閉じて終わっています。老眼の自分には細かすぎるパーツ数は、なかなかつらいです。
根生さんの娘さんたちのお話、とても響きました。いろいろなきっかけやご縁があって、進むべくして自分の道が開かれていくのですね。根生さんのメールを読んで少し心が軽くなりました。ありがとうございます。
こちら北海道は冬になりました。雪です。昨日は一月早く、窓ふきなど外回りの大掃除を済ませました。冬至が来るのが待ち遠しいです。
ブロンコの1/4tジープはすごいですよね。クラッチペダルがトランスミッションにつながるリンクまで再現されているなど、めちゃめちゃ細部にまでこだわっています。手のひらに乗るほどのキットなのに、すごいことになっているのを思い出しました。それよりもこのキットを選んだのは、私も空挺部隊のフィギュアが理由です。わたしのはトレーラーでは無く6ポンド砲を引いているのですが、めっちゃカッコよかったですね。
こちらも随分と寒くなってきましたが、北海道は一足先に冬ですね。天気予報で、びっしりと詰まった縦縞の等高線が北海道にかかっていますよね。これが東海地方まで降りてくれば、こちらもいよいよ冬です。そろそろスタッドレスタイヤの準備をしようと思っています。