4号戦車H型改造8.8cmFlak37自走砲 その14 退色表現(フィルタリング)
2025年2月2日
Category : AFV ドイツTags : 4号戦車8.8cmFlak36/37

仕上げの第一歩は退色表現からです。まるで新車のような色鮮やかな三色迷彩を、すこし退色してすすけた感じにします。ちょっと白っぽくするイメージです。
詳しくは続きをどうぞ・・・
Mr.ウエザリングカラー

フィルタリングというと、一般的には油絵の具なんかをつかうことが多いですし、専用のフィルタリング用の塗料も売られています。Mr.ウエザリングカラーのシリーズでも、フィルタリング用の塗料として、青やら緑やら紫やらと、とうてい戦車にはなじみそうに無い色があるのですが、これを使うと深みのある表現ができるようです。ただ今回はそれらは手持ちに無いのと、白っぽくしたかったので、ホワイトとサンディブラウンだけを使って行いました。上の写真の様に、まずは点々と描いていき、触っても取れないくらいに乾くのを待ちます。
拭き取り

専用の溶剤を平筆に軽く染ませ、拭き取っていきます。最初はきれいさっぱり取れてしまったように見えますが、乾くとこんな感じで白っぽくなります。上の写真では3〜5回ほど拭き取った後です。かなり何度も拭き取らないと思った程度になりません・・・というか、最初に塗りすぎデスね(;^ω^)
8.8cm砲はまだ未処理なので、どれほど白っぽくなったかわかるとおもいます。やっぱり白とサンディブラウンだけではちょいと深みに欠けますね。ただ薄汚れただけ見たいに見えます。それと、思いっきりツヤ消しになってしまいました。やっぱり油彩の方がいいかな・・・とも思わないでも無いです。ただMr.ウエザリングカラーは乾燥が早いため、扱いやすいんですよね。
8.8cm砲の退色表現

8.8cm砲も同様に作業しました。車体の反省を活かして、あまり塗りすぎないようにしました。でも砲身や駐退復座機のシリンダーはまたしても塗りすぎてしまいました。筆塗りの迷彩塗装の筆目の凸凹にフィルター塗料が入ってしまい、筆目がめだってしまいました。

何度か追加で拭き取りをしました。このまましっかりと乾燥させます。この上からさらにウエザリング作業を進めるのですが、その際に最初に施した退色表現が取れちゃっては困ります。ただ、Mr.ウエザリングカラーは時間がたつとどんどん取れにくくなるので、1〜2日放置すれば次の作業に進めると思います。
オマケ 予備履帯の塗り直し

前回予備履帯は銀ブラシで仕上げたのですが、ちょっと失敗したので、塗り直しました。焦げ茶色で塗った上から、Mr.メタルカラーのダークアイアンを塗り、エッジをこすって金属光沢を出し、その上から錆色のピグメントを溶剤で溶いて塗りました。
(全作品完成まで あと114)
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