4号戦車H型改造8.8cmFlak37自走砲 その16 車体下部の汚し
2025年4月11日
Category : AFV ドイツTags : 4号戦車8.8cmFlak36/37

1ヶ月ぶり、制作記としては2ヶ月ぶりの投稿です。激務の年度末を終え、なんとか落ち着いてきました。4月に入ってから時間を作ってはぼちぼちと進めてきた、車体下部の汚しを記事にします。本当は車輪や履帯も仕上げて、組み上げてから記事にしようと思ったのですが、それではいつになることやら・・・ってことで、まずはここでアップです。
詳しくは続きをどうぞ・・・
泥汚れ

車体の下部に泥汚れを付けていきます。昔はピグメントなんかを使っていたのですが、ピグメントは乾くと触るだけで取れちゃうので、なかなか扱いが大変でしたが、昨今ではいろいろと便利な塗料が出ています。私はクレオスのMr.ウエザリングペーストという粘土状の塗料を使っています。乾けばカチカチになるので、取れません。
ウエザリングペーストを薄い汚れの箇所には溶剤で溶いて塗りつけ、こってりとした泥汚れには固まりのまま残します。さらにザラザラとした感じをだすために、タミヤのテクスチャーペイント『土ブラウン』を混ぜます。土ブラウンには砂の粒のようなものが入っており、良い感じのざらざら感が出ます。ただホントの事を言うと、1/35ではオーバースケールで粒が大きすぎるような気がしないでもないのですが、そこは模型映えということで、気に入って使っています。タミヤのテクスチャーペイントには他にも『草 カーキ』という繊維が練り込まれたものもあり、草を含んだ土の時に使ったりします。

前の写真では塗った直後なので、濡れてテカテカしていますが、乾くとすっかりカサカサになります。付けすぎたところは落としたり、溶剤でぼかしたり、足りない所は追加したりします。ただ、しっかり乾いてしまうと、溶剤では落ちません。日にちを置いて作業をすることはできないので、一面ずつある程度仕上げながら進めます。
湿った土の追加

奥まった所や、こってりと泥がたまったところは、乾ききっていないという設定で、湿った土を追加します。湿った土の表現には、ウエザリングペーストにウエットクリアーを混ぜます。こうすると色味が濃くなって、湿った感じになります。もっとたくさん混ぜれば、濡れた泥の様になるはずです。
正面と後ろ

こちらは正面です。側面と同じ様に汚すのですが、あまり湿った土のたまりそうな場所がないので、隅っこだけにしています。

こちらは後です。車体の前よりはちょっと多めに汚しています。というか、かなり泥でコテコテです。今回はあまり泥だらけにはしないつもりだったのですが、ついつい調子に乗ってしまいました(;^ω^)
車体の底面

最後は車体の底面です。そのまま置いてある状態では見えないので、なにもしなくても良いのかも知れませんが、せっかくパネルなども再現されているので、汚しもしてみました。ただ、実際の戦車などのお腹を見たことがないので、どんな風に汚れるのかはまったくの想像です。輪染みのような汚れは、溶剤を筆の先でポタポタと垂らして付けています。
次は車輪と履帯を汚して、足回りを組み立てます。
(全作品完成まで あと114)
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根生さんへ。
3月の激務お疲れさまでした。2か月ぶりの模型の投稿、嬉しい限りです!アウトドアのブログも大好きですが、やはり根生さんの模型のブログはワクワクします!詳細な写真がとっても参考になります。自分は小心者なので、根生さんのような車体下部のハードな汚しはビビッてなかなか施せませんが、手順や使っているものがよくわかりましたので、いつかはハードな汚しにも挑戦してみたいと思います。
さて、昨日土曜日は北海道も気温が15度を超え、春の陽気になりました!半年ぶりに模型部屋の窓を全開にして換気し、アウトドアシーズンに向けて車庫の片付けとごみを出し、半年ぶりにバイクのエンジンをかけて走ってきました。道内のライダーたちがこの日を待っていたかのように、たくさんのバイクが走っていました。まるで出初式みたいでした。
天気がいいだけでワクワクしてきちゃうので、なかなか模型制作に気持ちが向かなくなりますが、地道にマーダーⅢの主砲の制作を進めます。
根生さんもアウトドアに出かけられることが多くなると思います。4号の完成は、気長にワクワクしながらお待ちしております。
afvbuilder2021さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
模型制作やアウトドアに、ホントに良い季節が来ましたね。
今日の東海地方はひどい雨で、春の嵐です。こんな日は模型作りがはかどるはずですが、なんだか気分も落ち込んじゃいます。でも足回りの汚しはぼちぼち進めています。
私の場合、汚しはついついやり過ぎちゃいます。勢い余ってって感じです。
一時期あまり汚さないのがマイブームだった頃もあるのですが、工事現場の建設機械なんかを観ると、足回りは相当にドロドロでした。フェンダーから上と下とで同じ車輌と思えないほど、汚れに差があるので、それは意識しています。