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八ヶ岳ビーナスラインサイクリング 霧ヶ峰⇔美ヶ原高原

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八ヶ岳サイクリング

8月も終わりに近づいているのに、日本列島は猛烈な暑さに覆われています。私の住む東海地方も例外に漏れず、8月最後の土日の天気予報は最高気温が39℃と死人が出そうなレベルです。そこで急遽スキー場のペンションを予約して、暑さを避けて長野県の八ヶ岳にスタコラ逃げることにしました。

詳しくは続きをどうぞ・・・

土曜日は移動

諏訪湖

目的地の霧ヶ峰高原は自宅から車で3時間半ほどかかります。日帰りできないことも無いけど、50kmを超える山道のサイクリングを入れるとさすがに無理で、一泊で出かけることにしました。午後から出かけてもチェックインには十分間に合うのですが、せっかくなので途中の諏訪湖で自転車を降ろして湖を一周しました。

この日名古屋は40度近くまで温度が上がったのですが、諏訪湖はそこまでは上がらず30℃ほど、湖畔を風を切って走れば気持ちよく走れます。諏訪湖は一周が15kmほどの湖で、車道や歩道とほぼ完全に分離されたサイクリングロードがあるので、気持ちよく走ることが出来ます。

上の写真は諏訪湖の南の端にある噴水です。ここが天竜川の起点です。天竜川は、ここから伊那谷を通って、静岡県の浜松市から太平洋に流れ出ます。天竜川の河口のキャンプ場には行ったことがあるので、その源流を見られるのはなんだか感慨深いです。

走り終わったら、有名な片倉館の千人風呂で汗を流します。千人風呂と言っても小学校のプールの半分も無いほどのサイズです。でも深さが1m以上もあり、立って入るため、100人は入れそうです。それよりも昭和初期のレトロな建物がとても趣があります。

汗を流したら、お酒とおつまみを地元のスーパーで買って、いよいよ山道を車で上ります。目指すは八ヶ岳にある、車山のスキー場です。

車山のプチホテル花南

これがこの日の宿のペンションです。シーズンオフですが、登山で訪れる人も少なくなくありません。でもやっぱり静かでいいですね。標高は1500mほどあり、非常に涼しいです。

スキー場のリフトに乗れば一気に車山の山頂に行けます。まったく登山をしないで登ることができる日本百名山です。霧ヶ峰の最高峰で1925mの高さを誇り、360度のパノラマはアルプスの山々や富士山も一望できるのですが、到着時間が遅かったので、リフトの営業終了に間に合いませんでした。残念。

美ヶ原へGo!

霧ヶ峰高原

車山から自転車で走っても良いのですが、車で移動してみたら、そこそこ距離とアップダウンがあったので、霧ヶ峰の大きな無料駐車場まで移動して、そこをスタートにしました。駐車場の脇にはススキが生えていて、たくさん飛んでいるトンボとで、ちょっとだけ秋を感じます。

ビーナスライン

美ヶ原へはビーナスラインという道路を走ります。標高1600mの霧ヶ峰と標高2000mの美ヶ原は、標高差では400mですが、何度もアップダウンを繰り返すので、なかなか大変です。車の通りはそれほど多くないのですが、抜き去っていく車の半分くらいがポルシェやフェラーリなどの超高級車ばかりです。あとオートバイが多かったですね。

上の写真は、美ヶ原に上がる最後の登りです。これは激坂が4kmほど続きます。さすがにこれはキツかったです。電動アシストが無ければ、私のようなシニアサイクリストにはちょいと無理ですね。途中で引き返していたシニア夫婦もみえましたし、若い人たちも必死で登っていました。

私は良かったのですが、私の友人は体重が私よりも20kmも重い上に、自転車にいろいろと装備を付けるのが好きで、車重も重くなっています。電動アシスト付きなので普段はそれでもどってことないのですが、さすがにこれだけのヒルクライムをすると、バッテリーの消耗も激しく、登り切ったときには60%のバッテリーを使ってしまいました。これでは帰りが心配になってきます。

美ヶ原高原

それでもなんとかゴールの美ヶ原高原の美術館に到着です。少し雲が出てしまったので、展望はイマイチになってしまいましたが、すごく爽やかです。少し時間が早いのですが、お昼ご飯をいただきました。ただ、この美術館のレストランで食べたオムライスは、わが家で不評のカリフォルニア米よりも不味く、かなりガッカリです。もしかして備蓄米?って疑っちゃいます。2000mの高原だから美味しく炊けないのかもしれませんが、それなら圧力釜を買おうよ。

おやつのソフトクリームは美術館のレストランでは買わずに、外の小さなお店で買いました。こちらは美味しかったです。

ビーナスライン最高点

ビーナスラインの最高点で記念写真を撮り、山を下ります。ホントはもう少し高原を回りたかったのですが、道がよく分からず、進んだ先が舗装路じゃなくなったので、引き返しました。それに友人の自転車のバッテリーも心配ですしね。

あの激坂を下るのですが、ず〜っとブレーキを握りっぱなしなので、ブレーキディスクはアッチッチになったようです。途中から異音がするので時々止まって、あまりスピードが上がりすぎないように注意してくだります。でも後からスピードメーターの記録を見たら、最高速度61km/時でした。怖(;^ω^)

突然のパンク

パンク修理

なんで自転車がひっくり返っているかというと、これからタイヤを外してパンク修理をするためです。途中の展望台近くを走っていたら、いきなりタイヤがすごい音を立ててパンクしました。普段は静かに空気が抜けるだけなのですが、この時は「パン!」という爆発音と同時に、瞬時に空気が抜けちゃいました。展望台で景色を見ていた、他の観光客が一斉に振り向いて、心配されたので、メッチャ恥ずかしかったです。

まずはタイヤをチェックして、パンクの原因を調べます。するとタイヤの側面に大きな亀裂が出来ていました。ロードバイクは空気圧を6kgと乗用車の倍ほど入れるので、こんな亀裂があると、チューブが飛び出してきて、いずれ破裂します。

そういえば美ヶ原の美術館近くを走っていたときに、路肩が崩れていて、そこにはまりそうになりました。リムにも大きな傷が付いています。おそらくその時にタイヤが切れたんじゃ無いかと思います。

ここで空気をいつも通り入れると、またチューブが亀裂から飛び出してきて破裂するので、空気圧は3kgで止めました。空気圧が低いと底打ちパンクが恐いのですが、とにかくスピードを上げないように注意して走ることにします。帰ったらすぐにタイヤを注文ですね。Amazonがセールをやっていて良かった・・・と、前向き!

案の定、このあたりで友人の自転車のバッテリーが底を尽きました。ゴールまでは10kmちょいです。半分の5kmは下りですが、その後はだらだらと登ります。私のバッテリーはまだ65%ほど残っています。そこで友人には下りきった和田峠の駐車場で待ってもらい。私一人で霧ヶ峰に向かうことにしました。

ゴール!

霧ヶ峰に到着です。走行距離は51.5km、走行時間は2時間46分でした。最高速度は61km/時、平均速度は18.5km/時です。そして坂を登った累積高度は、なんと1469mもありました。もちろん自己ベストです。こんなに登ったことはありません。

自転車の電池残量は53%です。理論上はもう一往復できることになりますが、私の身が持ちません。

接続しているセンサーの一覧からは、ケイデンス(ペダルの回転計)が消えています。実はケイデンスセンサーの電池が無くなっちゃったみたいです。

なんでサイクルコンピューターがサドルの上にあるのかって?実はサイクルコンピューターを取り付けているマウントが壊れちゃいました。元々はこの自転車に付属してきた、最小限の情報だけが表示される小さなサイコン用だったので、そこに地図(Navi)まで付いた大型のサイコンを乗せたために、強度不足で根元からポッキリです。

マウントを取り替え

壊れたマウントはヘッドライトも内蔵されています。ですが自動車で言うところのスモールライト程度の明るさで、夜間走行には別のライトが必要です。そこが不満でした。ただ、電源が自転車本体から供給されるのがメリットでした。

壊れてしまってはしかたがありません。買って間もないとは言え、完全に保証外の使い方をしているので、修理は大変です。スペインから部品の取り寄せになりそうです。そこでマウントは取り払うことにしました。

実はこのマウントが邪魔で、私が愛用しているフロントバッグが使えなくなっていたのですが、これを機に復活させました。このバッグにはサイコンやヘッドライト、ベルなどを付けられるので、一石2鳥にも3鳥にもなります。

ハンドルから出ている純正のヘッドライトようのケーブルが余ったので、ショートしないように処理します。ただ潰しても面白くないので、先にUSBタイプC端子を付けてみました。

実際にサイコンにUSB端子を差し込んで、自転車の電源を入れています。出力電圧は6Vほどです。サイコンに充電が始まりました。

ただこのサイコン、すごく電池効率が良くて、今回のライドでも数%しか消耗しませんでした。だから実際にはヘッドライトにつなぐ方がいいかもですね。元々ヘッドライト用ですしね。

なんともいろんな事件が起きまくったサイクリングでしたが、すごく楽しい2日間でした。下界に戻ればまたうだるような暑さですが、しかたがありません。現実逃避ばかりしてはいられませんからね。

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“八ヶ岳ビーナスラインサイクリング 霧ヶ峰⇔美ヶ原高原” への2件のフィードバック

  1. afvbuilder2021 より:

    根生さんへ!おはようございます!
    こんなに早くブログをアップしていただけるとは思いませんでした。
    いやはや、信州。さわやかですね!空気が澄んでいるからなのか、太陽の高さ(日差しの強さ)が北海道とは違うからなのか、根生さんの撮影技術が高いからなのか、空の青さと木々緑のコントラストが際立ってますね。北海道とは空の青さが全く違うように思います。ビーナスライン素敵ですね。本州の山並みは、北海道とはまた違う山々の重なり具合なので自分にはとても新鮮です。こんな山並みのアップダウンはさぞ大変だったことでしょうが、下りは最高に気持ちよかったことと思います!
    そして、パンクやマウントの破断などにも即時にトラブル対応できるところもすごいなあと思いました!やはり日ごろから何かと手を動かしているからこそできるのでしょうね。トラブルもまた良い思い出になったではないでしょうか。
    北海道は昨晩から土砂降りでしたが、朝からすがすがしい気持ちにさせていただいたので、これからがんばって出勤してまいります。いつもパワーをありがとうございます。
    根生さんのバイタリティーを見習って、今週末はめちゃくちゃ早起きをして千歳基地に初出陣いたします。いったいどれだけの人が来るのか少しビビっておりますが、一度はやはり見てみないと、ですね。行ってまいります。

    • 根生 より:

      afvbuilder2021さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

      写真は普通にスマホで撮っているだけですよ。天気がいいとキレイに撮れるみたいです。
      私はどうもパンクが多くて、時々やらかします。そのおかげでチューブの交換はお手のものになっちゃいました。ちっともうれしく無いですけどね。

      週末の基地祭、楽しんできてください。
      私はこの期に及んで関西万博に行ってきます。無茶苦茶暑そうでびびってます。

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