西ドイツ主力戦車・KPz.70 その5 塗装
2016年3月7日
Category : AFV ドイツ連邦Tags : KPz.70
F-14トムキャットも完成したので止まっていた作業を再開です。今回は塗装です。まだこの頃の西ドイツ戦車はNATO迷彩ではなくオリーブドラブの単色塗りだったようです。
詳しくはつづきをどうぞ…
サフ吹き、影吹き
金属パーツを使っていたり、パテで修正していたりする箇所があるので一度その部分だけサフを吹きます。ドラゴンのキットはプラの成形色がサーフェイサーとほぼ同じ色なので、全体を吹くことはしません。
自家製のチャコールグレーで影入りを吹きます。チャコールグレーはマホガニーと黒のサフを同量程度混ぜ、そこにグレーのサフを少々入れて明度を調整します。全部サフばかりで作っていますから、サフとしても使えます。車体の下部はほぼこれだけで吹いています。
車輪も影吹きをしておきます。車輪はセロテープを巻いたりして太さを調節した竹串に刺しています。今回は竹串よりも軸の穴が小さいので、先を少し削って差し込んでいます。
基本塗装
西ドイツ軍の戦車の色はオリーブドラブと言っても米軍や自衛隊とは違って少し明るいオリーブドラブです。説明書の指示では爆弾とかの塗装に使うMr.カラー304番のオリーブドラブFS34087です。
この304番に先ほどの影色を少々混ぜて作った暗色で車体の光の当たりにくい部分を中心に塗ります。
残りの部分を瓶生の304番を使って塗りつぶします。平らな面は斜めの面であっても角度によって明度に差は付けますが、基本的にグラデーションにはしません。曲面だけがグラデーションになります。
光の強く当たる部分にはオリーブドラブに白を少しだけ混ぜた明色を使ってハイライトを入れます。これもやり過ぎると嫌らしくなるので、塗ったかどうか分からない程度で止めておきます。
何もしないでも自然の光で明暗は付くのですが、室内の蛍光灯の光は間接反射光が多く影が弱くなるので、これを太陽光下の様にするために塗装で明暗を強調してやります。ですから自然にできる明暗以上に付けちゃうと不自然ですよね。
車輪の塗装
車輪は先に周囲のゴム部分をタイヤブラックで塗っておきます。はみ出てもへっちゃらです。
次にテンプレートを使ってゴム部分をマスクして中央部分を塗装します。直径が1mm刻みなのですが、意外と合うもんですね。
今まで筆で塗り分けていたのですが、この方法ならあっと言う間に塗り終わります。このテンプレート、中学生の時から持ってますからね、40年物です。今までほとんど使うこと無かったのですが、こんなに役に立つとは思いませんでした。捨てなくてよかった(;^_^A
デカールの下地処理
デカールを貼る部分にツヤ有りのクリアを吹いてテカテカにしておきます。こうすればデカールがしっかりと密着して周囲の余白部分が白くなるシルバリングを押さえることができます。
このまましっかりと乾燥させてからデカール貼りをします。
(全作品完成まで あと98)
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