8.8cmPak43ヴァッフェントレーガー(シュタイアー・クルップ) その2 履帯の組み立て
2016年8月27日
Category : AFV ドイツTags : 8.8cmPak43ヴァッフェントレーガー
組み立て式の履帯を組みたてました。いつものように塗装の時には履帯と車輪、そして車体がバラバラになるようにベルト式で組み上げています。
詳しくはつづきをどうぞ…
整形と仮組み
履帯のパーツをランナーから切り出し整形します。押し出しピンの跡の処理が一番面倒ですよね。あまり目立たないのでそのまま放置することもあるのですが、今回は急いでいないのでちゃんと処理します。
全部一度につなぐことは出来ないので10コマずつ仮り組みします。全部で83コマつなぐのが正しいのですが、何を勘違いしたのか89コマ用意してしまっています。
接着
リモネン系の接着剤をつなぎ目に流し込みながらどんどんつないでいきます。リモネン系の接着剤は硬化に時間がかかるのですが、一度固まると非常に接着力が強いのが特長です。履帯の組み立てのように半乾きの状態で曲げて巻き付けますから、硬化速度が遅いのは好都合です。しかもつないだ後は丈夫ですからさらにグッドです。
巻き付け
流す接着剤の量にもよりますが、だいたい30分~40分くらいでくっついてきます。その時履帯は板ガムほどの堅さでゆっくりなら曲げることが出来ます。
履帯を真ん中近くで曲げて誘導輪にはめ、そのまま反対側の起動輪でつなぎます。起動輪には歯があるので、これに引っかければ簡単につなぐことができるからです。
ただしこの時に起動輪に接着剤が付かないように注意が必要です。何回かに1回は起動輪が取れなくなることがあります。まぁ、塗るのに面倒なだけですけどね。
形を整える
転輪と転輪の間で履帯が重さで垂れ下がったように形を整えます。この作業が容易にできるのが組み立て式履帯の良いところですよね。フェンダーと履帯の間に丸めたティッシュを挟んで固まるまで待ちます。
一晩も放置すればガッチリ固まるのですが、履帯を接着した接着剤の揮発に伴い接着面が縮みます。1箇所ずつならたいしたことはないのですが、83コマもつないでいると1コマずつのミクロン単位の縮みが全体ではミリ単位にまで到達し、履帯がはめられなくなります。そのため組みたてた履帯は1週間ほどははめたままにしておいたほうがいいでしょうね。
(全作品完成まで あと107)
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