8.8cmPak43ヴァッフェントレーガー(シュタイアー・クルップ) Op.404 制作開始
2016年8月26日
Category : AFV ドイツTags : 8.8cmPak43ヴァッフェントレーガー
大型の野砲を素早く移動させるために、砲架ごと台車に乗せた自走砲がヴァッフェントレーガー(武器運搬車輌)です。巨大な8.8cmPak43対戦車砲を搭載した自走砲を安価に大量生産するために考え出されました。
そんな8.8cmPak43ヴァッフェントレーガーにはいくつかの試作タイプがあります。アルデルト社の台車にクルップ社の砲を乗せた案、そして、ボルジッヒ社の台車にラインメタル社の砲を乗せた案はそれぞれ過去に製作しました。
そしてもうひとつ、RSOをベースにしたシュタイアー社の台車にクルップ社の砲を搭載したタイプがありました。これは他の2案よりも戦闘室がよりしっかりと囲われています。その分、大砲は砲架ごと乗せるだけとうわけにはいかず、この車輌様に揺架などを作り直さなければいけない感じです。当然その分コストが高くなり、結局最も簡単な作り(ただ砲を台車に乗せただけ)のアルデルト案が採用されます。
今回はそんなボツになった試作車輌の8.8cmPak43ヴァッフェントレーガー(シュタイアー・クルップ)を作ります。キットはトランペッターの1/35です。一時期ヴァッフェントレーガーがブームのようにドラゴンとトラペから相次いで発売されたのですが、その時の1つです。もうお店じゃみかけませんから、手に入れるのは困難でしょうね。
それではさっそく製作に入ります。
シャーシと足回りの組み立て
シャーシと足回りを組みたてます。小さな牽引車のRSOがベースですから、転輪も少なくあっと言う間に組み上がります。
起動輪の付け根の部分で車体側面の装甲板に段があります。トラペがパーツを入れ忘れたようにも見えるのですが、実車の写真を見るとホントに段になっているように見えなくもありません。なんか変な感じがしますが、あまり目立たない箇所ですし、よく分からないのでそのまま放置します。
車体の後部です。非常にあっさりとしています。まだ試作車輌だからでしょうね。もし実戦投入されればこのあたりにOVMとかが付くのでしょうかね。
キットには少しばかりのエッチングパーツが入っています。サスペンションのこんなところにも小さなエッチングパーツを貼り付ける様になっています。完成後はほとんど見えないでしょうけどね。
各車輪は塗装の手間を考えて接着してありません。いつものように塗装後に組みたてる予定です。
(全作品完成まで あと107)
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