日本陸軍・4式軽戦車ケヌ その8 履帯の取り付けとウエザリング
2017年5月18日
Category : AFV 大日本帝国Tags : 4式軽戦車
今回は履帯の取り付けです。足回りを汚しておいてからベルト式履帯を接着剤で無理やり車輪に固定して波打っている状態を再現します。ティッシュを挟んで固まるのを待つのですが、その間に車体のウエザリングもしました。
詳しくはつづきをどうぞ…
スミ入れ
スミイレはいつものようにクレオスのMr.ウエザリングカラーのグランドブラウンを原液のままスミを入れたい箇所に塗り、そのまま触れるくらいまで乾かします。
平筆に専用の溶剤を染ませてスミ入れ塗料を洗い流していきます。だからウオッシングって言うんですね。
拭き取りきれなかったスミ入れ塗料が隅っこやリベットの周囲に残ってスミイレの効果がでます。あわせてツヤ消しのスミ入れ塗料のおかげで全体に色味が落ち着いたフラットな感じになります。こんなフィルター効果もあるんですね。
足回りの汚し
ピグメントを使って車体の下部を汚します。消毒用のアルコールで泥状に溶いたピグメントを塗りつけ、乾いたらこすって余分を落します。消毒用アルコールを使うのは乾燥が早いからです。でも水性塗料の方が使うと塗料が溶けちゃうので要注意です。
履帯も同様にピグメントで汚します。履帯の接地部分は銀色を塗って汚れや錆が擦れて取れた状態にします。ガイドホーンの先もチョッピリ銀色をこすりつけています。
履帯の取り付け
車輪に接着剤を塗って履帯をはめます。タレさせたい形にするためティッシュを挟んで形を作り、接着剤を塗ってこの形で上部転輪や起動輪、誘導輪に接着するようにします。
履帯のつなぎ目に接着剤が付くと切れてしまいますから、つなぎ目は起動輪の歯がつかんでいるあたりにします。これならばテンションがかからないので切れません。
雨だれ
AKインターラクティブのストリーキンググライムやラストストリークを使って雨だれを付けます。原液のまま細い筆でチョンチョンと塗って乾かします。
乾いたら専用の溶剤でぼかしたり流したりして雨だれ汚れらしくします。錆が流れそうか場所はラストストリークを使って赤っぽいスジを入れました。
スミの追加
よりディテールをハッキリさせたい箇所にスミ入れ塗料を少し薄めに溶いて面相筆で流します。乾けばスミが残ります。
デフのケースを留めているマイナスネジやその上でフェンダーを留めている小さなリベットなど、他のメーカーなら省略してしまいそうなディテールまでしっかりと再現されているキットなので、ここはちゃんとそれを見えるようにしてあげたいですね。
全身にびっしりとリベットがありますが、非常に繊細で小さなリベットもたくさんあります。それら目立ちにくいリベットもスミを流してしっかりと目立つようにしてあげました。
履帯のティッシュを外す
履帯のティッシュを外しました。ダラダラと伸びて垂れ下がった状態が再現できました。ちょっとやり過ぎな感じもしないですかね(;^ω^)
これで車輌はほぼ完成です。あとは初回限定のオマケのフィギュアを作るだけです。
(全作品完成まで あと111)
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