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ドイツ重戦車・タイガー1初期生産型 Op.301 制作開始

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : タミヤ Post : 301-1

ひとりタイガー1まつり 第2弾

タイガー1初期生産型 1/35 タミヤ

タミヤのタイガー1型といえばジャーマングレーの単色塗装が勇ましい初期型が子どもの頃からのあこがれでした。まだドイツ軍が優勢だったころ、迷彩塗装をして飛行機から隠れる必要の無かったころのタイガー1重戦車は力の象徴のような存在ですよね。

また、エアブラシなんて持っていない子ども達は塗装なんてしないで組み立てるのですが、そんな時もジャーマングレーの成形色のタイガー1は未塗装でもカッコ良く仕上がったものです。

私が子どもの頃は戦車のプラモはモーターライズだったのが、順次MMシリーズに組み入れられていく頃でした。実は当時から大砲とか小型の戦車が好きだった私はタイガー1は作ったことはありませんでした。今回作るのは後にリニューアルされたMM216番の初期型です。

タミヤのキットは作りやすく品質が高いのですが、いかんせん現在のレベルから見ると少々省略が過ぎるようで人気に翳りがあります。また、最近のドラゴンの様にアフターパーツ無しで精密に組み上がるオールインワンキットが登場したことで、エッチングパーツや金属砲身メーカーも少なからぬ打撃を受けたんじゃ無いでしょうか。

アベールのエッチングパーツ

アベールのエッチングパーツ

そんな両社の思惑が一致したのか、タミヤのキットにアベールのエッチングパーツや金属砲身をセットにしたお得なスペシャルパッケージがちょっと前に発売になりました。ドラゴンのキットを買うよりも高いのですが、タミヤファンにはうれしい選択肢ですよね。アベールのエッチングパーツは全部使い切るには少々敷居が高いのですが、自分の技量に見合ったものだけを使うことで、気楽に楽しもうと思っています。

布製のエアフィルターパイプ初期型の有名車輌を網羅したデカール

このキットにはさらにエアフィルターのパイプに実車同様に布を編んだパイプが付属します。これはなかなかリアルですね。

さらにこのキットの嬉しいところは豊富なデカールです。キルマークがカッコいいヴィットマンのタイガーや、有名な倒福マークのタイガーなんかも再現できます。今回作る3輛のタイガーは全部タミヤのデカールを使うつもりです。

21世紀のキットである、ドラゴンやズベズダと比べながら前世紀のキットであるタミヤの良さを再発見できればと思います。

車体の組み立て

側面のヒケを整形

側面のヒケを整形

ズベズダと違ってパーツに歪みもなくキッチリと組み上がります。また装甲板表面にもほとんどヒケはありません。そのまま組み立てても十分なくらいです。ですが、ズベズダを整形して思ったのですが、タミヤでもよく見るとほんのわずかにヒケが見られます。これにヤスリをあててやるとキッチリとした面が作ることができました。今まで見過ごしてきたことなのですが、ズベズダの凸凹装甲板のおかげで一つ作品のレベルが上がったような気がします。

ズベズダは車体の整形に非常に時間がかかったのですが、タミヤはすぐに組み立てに入れます。いきなり転輪のトーションバーサスペンションを取り付けます。キットには転輪の軸を一列にするための治具が含まれています。これは他のタイガーのキットを作るときにも利用できますから、我が家の家宝ですね(笑)。

牽引フックの穴を開口

タミヤのキットも後ろの牽引用のフックの穴が開いていません。ここは1.2mmのドリルで穴を開けておきました。ここは各メーカーとも是非別パーツにしてもらいたいですね。まぁ、穴を開ければすむんですけどね。

溶接の痕を追加溶接の痕を追加

タミヤのキットでは溶接の痕は完全に無視されていますから、エポキシパテで作ります。細く伸ばしたエポキシパテを貼り付け、ヒートペンの溶接痕用のビットをつかってパターンを刻みます。エポキシパテに刻むのですから、ビットは加温していません。

ここまで来るのにズベズダの半分も時間がかかっていません。プラモってこんなにサクサク作れたんですね。やっぱりタミヤだわ~♪ と、名古屋弁。

(全作品完成まで あと86)

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