M4A3E8シャーマン イージー・エイト その6 塗装
2014年9月21日
Category : AFV アメリカTags : M4シャーマン
暗色
米軍の戦車はあまり迷彩塗装をされていません。迷彩塗装はおもに航空機から発見されるのを防ぐためにするのですが、米軍はその圧倒的な物量であっと言う間に制空権を取ってしまうので、地上部隊はコソコソ隠れる必要が無いんですね。そんなわけで、今回のイージー・エイトもご多分に漏れずオリーブドラブの単色です。
でもそのまま単色で塗っては芸が無いので、3つのオリーブドラブを使って強い太陽光下で見えるような雰囲気を模型に与える塗装方が今は流行(?)です。
まずはオリーブドラブに黒を少々追加した暗色を使って車体の下から7割ほどに塗装します。このとき車輪なども一緒に塗ってしまいます。影になることが多い車輪はほとんどが暗色になりますからね。
基本色
続いて基本色のオリーブドラブです。クレオスのMr.カラー38のオリーブドラブをそのまま瓶生です。車体や砲塔の側面は地面に対して垂直なので、グラデーションをかけます。フェンダーの下は全部暗色のままです。
車輪は一番外側にくる部分だけをこの基本色で塗りました。それ以外は全部暗色のまま残します。
明色
砲塔の天板や車体の水平になった面などにオリーブドラブに白を混ぜた明色を吹きます。明色はかなり薄めてフワフワと低い圧で吹くので、なかなか色が乗ってきません。そうすることで部分ごとの明るさを調整しています。
私は米軍の戦車はいつもクレオスのオリーブドラブで塗っているのですが、先日映画館で見たブラッド・ピット主演の「フューリー」という映画のポスターで見たシャーマン イージー・エイト の色が英軍の戦車みたいにかなり鮮やかな緑色をしていました。本当はあんな色だったんでしょうか?なんか気になる・・・
フューリーは11月の中旬の封切りだったように思います。イージー・エイトに乗ったチームの物語みたいですから、是非観に行きたいですね。
デカールの下地づくり
デカールはツルツルの面にはよくなじむのですが、凸凹の面に貼ると少し浮いてしまいます。多少の大きな凸凹ならマークソフターでなじませることもできるのですが、ツヤ消し塗料の非常に細かな凸凹には追随できませんから、隙間ができてしまいます。それが余白部分のシルバリング(白化)なんですね。
私はシルバリングを防ぐために、戦車の様なツヤ消しのプラモにはデカールを貼る部分にツヤ有りのクリアをガッツリ塗って、ツルツルにしておきます。こうしておけばシルバリングはほとんど防げます。デカールはツヤ有りなので、どのみち上からツヤ消しクリアを吹いてツヤの調整が必要ですから、その際に全部ツヤ消しに戻せますから大丈夫です。
(全作品完成まで あと86)
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