救難飛行艇US-2 その4 機体上面の塗装
2017年6月3日
Category : 飛行機Tags : US-2海上自衛隊
機体の上面を塗装しました。塗装色は航空自衛隊の洋上迷彩の濃いブルーと明るいブルーの中間の色なのですが、箱絵のイメージで色を調色しました。
詳しくはつづきをどうぞ…
マスキング
機体下面をマスキングします。塗り分けの位置はパネルラインとは限らないのですが、ほぼまっすぐで分かりやすいです。ただ翼の裏側にも上面の色が乗る部分があるため、マスキング作業は少し手間がかかります。
細かく切ったテープを貼っていくので、不注意から隙間が空いてしまうこともあります。そんなことを予防するためにマスキングゾルを合わせ目に塗り、塗料が入り込まないようにしました。
機体の上面を塗装する前に、マスキングの隙間から塗料が染みこまないように、一度マスキングテープの端を機体下面色で塗装しておきます。万が一染みこんでも機体下面色なので汚れませんし、これが目止めとなってさらなるしみこみを防いでくれます。
上面の色は濃いブルー(C375ディープオーシャンブルー)と明るいブルー(C374シャロウオーシャンブルー)を1:1で混ぜるように指定されているのですが、箱絵ではディープオーシャンブルーに近い色に見えるので、ディープ:シャロウを2:1くらいで混ぜました。このまましっかりと乾燥させます。次は機体の塗分け作業をします。
(全作品完成まで あと106)
根尾さん
今晩は。
説明書でシルバーとなっている箇所はエンジンの排気が掛かるところですので、耐熱のためステンレス板が張られています。
背中の部分は、BLCの他にAPUも搭載されていますので、吸気口や排気口が沢山ありますね。
US-2は主エンジンの他にエンジン2台を搭載した6発機です。
それで背中の排気口が2つあるんですね。たぶん翼の付け根がAPUで後がBLCかな?
ところでAPUって何をする装置なんでしょうね?
検索してみたけどよく分かりませんでした。
根生さん
今晩は。
APUはAuxiliary Power Unit(補助動力装置)の事で、地上で主エンジンを停止している時に、電力や圧縮空気などを供給します、
US-2の場合、圧縮空気は主エンジン始動や空調に使用しています。
APUの排気口は、翼の付け根近くがAPUです。
現在の旅客機も殆どが装備しています。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:APU_exhaust_cone_of_B787.jpg
ボーイング787ですが、銀色のコーン部分はステンレスで、中をAPUの排気管が通っています。
なるほど、まさに補助のエンジンなんですね。