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ドイツ・3号突撃砲G後期型 その48 荷物の積み込み、完成!

Category : 完成 AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : ボーダー Post : 489-48

ドイツ・3号突撃砲G後期型 1/35 ボーダーモデル

長く続いた3号突撃砲G後期型ですが、いよいよ最終回です。最後に満載の荷物を積み込んで完成です。

詳しくは続きをどうぞ・・・

車体前部の荷物

3号突撃砲G後期型 車体前部の荷物

荷物を順番に積み込んでいきます。まずは車体の前部にある荷物です。ヘッドライトにぶら下げられている布は、針金で縛ってぶら下げています。針金は0.3mmくらいの銅線で作ります。

銅や真鍮などの銅の合金は熱して急冷するととても柔らかくなります。鉄などはこのような焼き入れをすると、逆に硬くなるのですが、銅はフニャフニャになって、細かな細工がしやすくなります。焼き入れした銅線にメタルプライマーを塗り、その上から濃いめのグレー(今回はブラックグレー)を塗りました。

3号突撃砲G後期型 荷物の積み込み

戦闘室の前面装甲板には布袋を載せます。向かって右側は大きな袋を、左には小さな袋を載せます。袋の裏側にはピットマルチ2という糊を使っています。この糊は貼ったり剥がしたりが自由にできるうえ、痕が残らないので便利です。

大きな袋には紐で押さえられているくぼみがうっすらとあるので、そこに針金を通します。箱絵にならって、戦闘室をつり上げるフックとシュルツェンステーを使って針金を張ると、ちょうどこのくぼみにピッタリでした。小さい袋は乗っているだけになってしまったのですが、これを押さえるための張り方が分からなかったので、そのままにしました。

車体後部の材木

3号突撃砲G後期型 車体後部の材木

2本の材木は車体後部に吊り下げます。車体後部が跳ね上げた泥で汚れているのに、材木がきれいなママなので、後から泥跳ねを付けておくことにします。

エンジンデッキの荷物

3号突撃砲G後期型 エンジンデッキの荷物

最後にエンジンデッキに荷物を乗せます。このキットはインテリアが再現されているので、エンジンデッキの点検ハッチは開けられるようにしています。せっかくなので、荷物も接着せずに乗せるだけにしました。ただ、ヘルメットや小箱などは簡単に落ちてしまうので、これらは前述のピットマルチ2で接着してあります。ひっくり返したくらいでは取れませんが、簡単に剥がすことができます。

左右に載せられている、ドラム缶と大きな防水シート(テントかな?)は、ラジエターの吸気口の上に乗っています。これではオーバーヒートを起こしてしまいそうなので、実際にはここ乗せることは無いと思うのですが、せっかく塗ったので乗せてあります。貧乏性なのですね。でも、ちゃんと飾るときやダイオラマにするときなんかは、乗せない方がいいでしょうね。

3号突撃砲G後期型 エンジンデッキの荷物

エンジンデッキの荷物にも固定用の針金を張りました。本当はもっと細かく張らないと意味ないのでしょうが、上にも書いたように、エンジンを見るために簡単に降ろしたい気持ちもあるので、針金は極力簡単にして、しかも引っかけるだけにしています。

完成!!

ドイツ・3号突撃砲G後期型 1/35 ボーダーモデル

2023年の4月8日に制作を開始した、ボーダーの3号突撃砲G後期型ですが、ついに完成しました。回転砲塔を持たない低いフォルム。強力な7.5cm砲。車体のあちこちに満載した荷物にシュルツェン。そして全く見えませんが、完璧に再現されたインテリアに、4名の戦車兵フィギュア。これらが最初から全部キットに含まれています。

制作期間13ヶ月ですが、実際には9ヶ月間サボっていたので、実質4ヶ月の制作期間でした。定価では1万円を超えるキットですが、4ヶ月たっぷり遊べると思うと、案外安かったんじゃないでしょうか。

久々の本格的な完成品ということで、すごく達成感を感じています。さてさて、お手つきのMP4もありますし、まだまだ在庫もいっぱいあります。以前ほどのペースというわけにはいきませんが、ボチボチと進めていきましょう。2005年から始めたプラモ日記も、来年で20年ですからね。よく続いたものですね。

(全作品完成まで あと115)

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“ドイツ・3号突撃砲G後期型 その48 荷物の積み込み、完成!” への2件のフィードバック

  1. afvbuilder2021 より:

    根生さんへ。Ⅲ突完成おめでとうございます!ずっとずっと待っていた根生さんの復帰作(?)と言うにふさわしい見応えある仕上がりですね!惚れ惚れします。制作記事も毎回わくわくしながら拝見させていただきました。細かな塗装や制作手順など途中の写真もたくさんアップしていただけるのでとても勉強になります。スケルトンの写真も驚きましたよ。これからも制作記事楽しみにしております!制作記事はもちろんですが、今夏(?)のしまなみ海道サイクリングの記事も心待ちしています!!こちらは今シーズン初キャンプに向けて準備中です。

    • 根生 より:

      afvbuilder2021さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      三突はおもったよりも大事になってしまい、長期にわたりしっかりと楽しめました。
      今はMP4に戻るために、もう一度作品や資料を見直しています。もう箱の中にはボディパーツ以外はほとんど残っていません。梅雨に入る前にボディの塗装を終えられるようにしたいと思っています。気温が高く乾燥した5月が一番カーモデルには良さそうですからね。AFV模型じゃないですけど、応援していて下さいね。
      しまなみ海道もあと一週間です。来週は仕事の予定がいっぱいで忙しいのですが、気分がだんだん盛り上がってきています。なんとか良い天気になってくれることを祈っています。

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