ドイツ・3号突撃砲G後期型 その48 荷物の積み込み、完成!
2024年5月9日
Category : 完成 AFV ドイツTags : 3号戦車3号突撃砲
長く続いた3号突撃砲G後期型ですが、いよいよ最終回です。最後に満載の荷物を積み込んで完成です。
詳しくは続きをどうぞ・・・
車体前部の荷物
荷物を順番に積み込んでいきます。まずは車体の前部にある荷物です。ヘッドライトにぶら下げられている布は、針金で縛ってぶら下げています。針金は0.3mmくらいの銅線で作ります。
銅や真鍮などの銅の合金は熱して急冷するととても柔らかくなります。鉄などはこのような焼き入れをすると、逆に硬くなるのですが、銅はフニャフニャになって、細かな細工がしやすくなります。焼き入れした銅線にメタルプライマーを塗り、その上から濃いめのグレー(今回はブラックグレー)を塗りました。
戦闘室の前面装甲板には布袋を載せます。向かって右側は大きな袋を、左には小さな袋を載せます。袋の裏側にはピットマルチ2という糊を使っています。この糊は貼ったり剥がしたりが自由にできるうえ、痕が残らないので便利です。
大きな袋には紐で押さえられているくぼみがうっすらとあるので、そこに針金を通します。箱絵にならって、戦闘室をつり上げるフックとシュルツェンステーを使って針金を張ると、ちょうどこのくぼみにピッタリでした。小さい袋は乗っているだけになってしまったのですが、これを押さえるための張り方が分からなかったので、そのままにしました。
車体後部の材木
2本の材木は車体後部に吊り下げます。車体後部が跳ね上げた泥で汚れているのに、材木がきれいなママなので、後から泥跳ねを付けておくことにします。
エンジンデッキの荷物
最後にエンジンデッキに荷物を乗せます。このキットはインテリアが再現されているので、エンジンデッキの点検ハッチは開けられるようにしています。せっかくなので、荷物も接着せずに乗せるだけにしました。ただ、ヘルメットや小箱などは簡単に落ちてしまうので、これらは前述のピットマルチ2で接着してあります。ひっくり返したくらいでは取れませんが、簡単に剥がすことができます。
左右に載せられている、ドラム缶と大きな防水シート(テントかな?)は、ラジエターの吸気口の上に乗っています。これではオーバーヒートを起こしてしまいそうなので、実際にはここ乗せることは無いと思うのですが、せっかく塗ったので乗せてあります。貧乏性なのですね。でも、ちゃんと飾るときやダイオラマにするときなんかは、乗せない方がいいでしょうね。
エンジンデッキの荷物にも固定用の針金を張りました。本当はもっと細かく張らないと意味ないのでしょうが、上にも書いたように、エンジンを見るために簡単に降ろしたい気持ちもあるので、針金は極力簡単にして、しかも引っかけるだけにしています。
完成!!
2023年の4月8日に制作を開始した、ボーダーの3号突撃砲G後期型ですが、ついに完成しました。回転砲塔を持たない低いフォルム。強力な7.5cm砲。車体のあちこちに満載した荷物にシュルツェン。そして全く見えませんが、完璧に再現されたインテリアに、4名の戦車兵フィギュア。これらが最初から全部キットに含まれています。
制作期間13ヶ月ですが、実際には9ヶ月間サボっていたので、実質4ヶ月の制作期間でした。定価では1万円を超えるキットですが、4ヶ月たっぷり遊べると思うと、案外安かったんじゃないでしょうか。
久々の本格的な完成品ということで、すごく達成感を感じています。さてさて、お手つきのMP4もありますし、まだまだ在庫もいっぱいあります。以前ほどのペースというわけにはいきませんが、ボチボチと進めていきましょう。2005年から始めたプラモ日記も、来年で20年ですからね。よく続いたものですね。
(全作品完成まで あと115)
関連するコンテンツ
作品No.489の記事一覧
- ドイツ・3号突撃砲G後期型 1/35 ボーダー Op.489 制作開始 (2023年4月8日)
- 3号突撃砲G後期型 その2 車輪とサスペンションの組み立て (2023年4月9日)
- 3号突撃砲G後期型 その3 シャーシの箱組み (2023年4月10日)
- 3号突撃砲G後期型 その4 シャーシ細部の組み立て (2023年4月11日)
- 3号突撃砲G後期型 その5 シャーシ内部をざっくり塗り分け (2023年4月13日)
- 3号突撃砲G後期型 その6 シャーシ内部の塗装 (2023年4月16日)
- 3号突撃砲G後期型 その7 変速機の組み立て (2023年4月18日)
- 3号突撃砲G後期型 その8 エンジンの組み立て (2023年4月19日)
- 3号突撃砲G後期型 その9 エンジンと変速機の塗装 (2023年4月20日)
- 3号突撃砲G後期型 その10 運転席周りの制作 (2023年4月22日)
- 3号突撃砲G後期型 その11 戦闘室の床 (2023年4月23日)
- 3号突撃砲G後期型 その12 運転手フィギュアの組み立て (2023年4月24日)
- 3号突撃砲G後期型 その13 運転手フィギュアの塗装 (2023年4月26日)
- 3号突撃砲G後期型 その14 戦闘室装備品の組み立て (2023年4月29日)
- 3号突撃砲G後期型 その15 戦闘室のウエザリングと運転手フィギュアの追加工作 (2023年4月30日)
- 3号突撃砲G後期型 その16 戦闘室装備品の塗装と取り付け (2023年5月2日)
- 3号突撃砲G後期型 その17 燃料タンク、冷却水パイプなどの組み立て (2023年5月6日)
- 3号突撃砲G後期型 その18 燃料タンクと冷却水パイプの塗装と組付け (2023年5月7日)
- 3号突撃砲G後期型 その19 冷却ファンの制作 (2023年5月8日)
- 3号突撃砲G後期型 その20 エンジンの搭載 (2023年5月9日)
- 3号突撃砲G後期型 その21 機関室内部が完成 (2023年5月11日)
- 3号突撃砲G後期型 その22 運転席天板内側 (2023年5月12日)
- 3号突撃砲G後期型 その23 戦闘室の箱組み (2023年5月14日)
- 3号突撃砲G後期型 その24 戦闘室内部パーツの組み立て (2023年5月16日)
- 3号突撃砲G後期型 その25 戦闘室内パーツの塗装と取り付け (2023年5月17日)
- 3号突撃砲G後期型 その26 主砲の組み立て (2023年5月21日)
- 3号突撃砲G後期型 その27 主砲の塗装 (2023年5月23日)
- 3号突撃砲G後期型 その28 フェンダーとエンジンデッキの取り付け (2023年5月25日)
- 3号突撃砲G後期型 その29 戦闘室の取り付け (2023年5月27日)
- 3号突撃砲G後期型 その30 フィギュアの組み立て (2023年5月28日)
- 3号突撃砲G後期型 その31 戦闘室の天板・ハッチ裏の制作 (2023年5月29日)
- 3号突撃砲G後期型 その32 車体細部の組み立て (2023年5月31日)
- 3号突撃砲G後期型 その33 シュルツェンと荷物台の組み立て (2023年6月1日)
- 3号突撃砲G後期型 その34 塗装 (2023年6月4日)
- 3号突撃砲G後期型 その35 デカール貼りと車輪の迷彩 (2023年6月5日)
- 3号突撃砲G後期型 その36 OVMなどの塗り分け (2023年6月7日)
- 3号突撃砲G後期型 その37 履帯の組み立て (2023年6月12日)
- 3号突撃砲G後期型 その38 フィギュアの塗装 (2023年6月20日)
- 3号突撃砲G後期型 その39 スミ入れ (2023年7月3日)
- 3号突撃砲G後期型 その40 シュルツェンとOVMの仕上げ (2023年7月4日)
- 3号突撃砲G後期型 その41 車体下部の汚し(1) (2024年4月12日)
- 3号突撃砲G後期型 その42 車体下部の汚し(2) (2024年4月13日)
- 3号突撃砲G後期型 その43 履帯の汚しと組付け (2024年4月16日)
- 3号突撃砲G後期型 その44 車体上部の汚し (2024年4月21日)
- 3号突撃砲G後期型 その45 シュルツェンの汚し (2024年4月22日)
- 3号突撃砲G後期型 その46 荷物の組み立てと塗装 (2024年4月25日)
- 3号突撃砲G後期型 その47 荷物の仕上げ (2024年5月2日)
- ドイツ・3号突撃砲G後期型 その48 荷物の積み込み、完成! (2024年5月9日)
根生さんへ。Ⅲ突完成おめでとうございます!ずっとずっと待っていた根生さんの復帰作(?)と言うにふさわしい見応えある仕上がりですね!惚れ惚れします。制作記事も毎回わくわくしながら拝見させていただきました。細かな塗装や制作手順など途中の写真もたくさんアップしていただけるのでとても勉強になります。スケルトンの写真も驚きましたよ。これからも制作記事楽しみにしております!制作記事はもちろんですが、今夏(?)のしまなみ海道サイクリングの記事も心待ちしています!!こちらは今シーズン初キャンプに向けて準備中です。
afvbuilder2021さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
三突はおもったよりも大事になってしまい、長期にわたりしっかりと楽しめました。
今はMP4に戻るために、もう一度作品や資料を見直しています。もう箱の中にはボディパーツ以外はほとんど残っていません。梅雨に入る前にボディの塗装を終えられるようにしたいと思っています。気温が高く乾燥した5月が一番カーモデルには良さそうですからね。AFV模型じゃないですけど、応援していて下さいね。
しまなみ海道もあと一週間です。来週は仕事の予定がいっぱいで忙しいのですが、気分がだんだん盛り上がってきています。なんとか良い天気になってくれることを祈っています。