3号潜水戦車 あしか作戦 その2 履帯の組立て
2012年7月14日
履帯を組み立てます。ドラゴンのキットでは履帯はマジックトラックと呼ばれる組み立て式履帯になっていることが多いです。大抵はランナーから切り離された状態で袋に詰められています。
パーツには押し出しピンの跡が残っているので、これをデザインナイフで削り取ります。今回は非常に薄く残っていただけなので数回削ってやればなくなるので比較的楽でした。とは言え、数が多いのでなかなか手間はかかります。
押し出しピンの跡を削った履板を5個一組にして連結します。これくらいの数ならば接着剤無しでも外れることはありません。これを数が数えやすいように3個一組にして並べこの組を6組作ります。これで90個になりますから、説明書の98個まではあと8個です。
履帯にリモネン系の接着剤を流してつないでいきます。リモネン系の接着剤は固まるのに少し時間がかかるのですが、接着後は強力なのでこの作業にはとても向いています。臭いも優しいのが良いですね。
ある程度の数をつないだら平らな物で挟んでまっすぐにします。最後に1本につないだらそのまま30~40分ほど放置して硬化させます。この待ち時間の間に、転輪が軸から簡単に抜けるように穴のサイズを広げたり軸の先を切り飛ばしたりして加工します。
板ガムほどの硬さになったらまき付け時です。真ん中で半分に曲げたらそこを誘導輪にはめて巻き付けます。最後は起動輪の歯に引っかけて寄せます。最後の接着剤は起動輪の歯に付かないように注意しながら塗り、連結します。まっすぐに繋がるように履帯をピンセットでつまんで寄せます。
説明書には98枚と書いてあったのですが、実は94枚がどんぴしゃでした。過去の制作記を見ても3号戦車系はみな94枚でした。ドラゴンの説明書は実にあてになりませんね(^_^;)
履帯がつながったらフェンダーとの間にティッシュを挟んで履帯を垂れさせます。この時点でまだ履帯は少しくらいなら変形できるうえ、起動輪や誘導輪も回転できるので、ティッシュを挟むと上が緩んで下の部分がピンと張ります。
片側が出来たら反対側も作ります。今度は94コマだけを用意しますが、もしかして1コマ足りなくなるなんて事もあったりするので、1コマだけ余分に整形していつでも使えるようにしておきます。まぁ、今回は反対側も94コマちょうどでしたけどね。
このまま接着剤が固まっても1週間は外さないで置きます。壊してしまいそうになるので外したい気持ちは山々なのですが、完全硬化の途中で外すと接着部分が接着剤の揮発で縮んで履帯が短くなってしまうからです。昔はまらなくなってしまって困ったことがありました。そうならないためにも出来るだけ長くはめておくことをお勧めします。
(全作品完成まで あと91)
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