Walhai Diorama#27
2010年6月5日
Category : ジオラマTags : LWSジンベエザメ地面
Walhai
ジンベエザメ、英語では Whale shark、ドイツ語では Walhai と言うそうです。この現生最大の魚は広く世界中の海に生息しており、ほぼどこの国でもくじらざめという意味の名前が付けられています。着物の甚平に似た模様があるのでじんべえざめって…そんな名前を付けてるのって日本だけかも。
で、このジンベエザメのキットをHAFのhirozさんからいただいた時から、今回の構想はスタートしており、まさにLWSの発売は願ってもないチャンスでした。
実はジンベエザメは地中海には生息しておらず、さらにスペインの先っぽより北の大西洋にもいません。日本海にはいるのにね…
てことは、ドイツ軍の進出した地域にはジンベエザメはいないということになるのですが、そこはそれ…堅いことは…ねっ…えっと…それで………いいイイワケが見付からないので開き直りますけど、ナニカ(+_+)\バキッ!
時代は3D!!
今回はLWSとジンベエザメを立体的に配置する3Dジオラマです。いつものようにやっつけ仕事のベースではとても済みません。そこでベース(ほとんどケース)をプロの方に発注することにしました。プロの方と言っても義理の弟ですから、気軽に頼めます。とはいえ、アクリルで作りますから費用はそれなりにかかるでしょうね。
喫水線
一番の問題点は喫水線の形を知ることでした。どうしたらいいのか1ヶ月ほどなやみました。喫水線で船体を上下に切り離そうかとも思ったくらいです。
最終的には喫水線に黒く塗ったマスキングテープを貼り付けこれを写真撮影してラインを求めることにしました。船体は下がすこししぼんでいますから、わずかにマスキングテープが見えるはずです。
撮影はデジカメを使い、レンズのひずみが出ないように中央付近だけを使用しました。1200万画素だから出来るぜいたくですよね。写真は実物の縦横にに正確に一致するようにPhotoshopで加工し、これをベースにIllustratorで喫水線のアウトラインを抽出しました。
それを元に厚紙に印刷して切り出し、現物あわせで最後の微調整です。結局5枚ほど切り出して最終的な型紙を得ました。
試作品
制作を依頼するのに、私は図面が書けませんから(工学部卒ですが化学なので…)、段ボールで実物大の模型を作ることにしました。 ちょうどアマゾンの段ボール箱が丁度いいサイズだったので、これを切り抜いて作りました。
実際には前面にもアクリル板がはまりますので、完成後は完全な箱になります。
このグチャグチャの段ボールの模型を先ほど義弟(実は年上ですけど…)に渡しました。仕事の合間に作ってもらうので、完成はいつになるかわかりませんが、今月中には出来るんじゃないでしょうか。楽しみですね。
床以外は全部透明のアクリル板になるので、全部の方向から見ることができます。私の作るジオラマとしては過去最大級になる予定です。
海面の波の表現をどうしようか悩みますね。おっと、履帯もまだ未解決です。まだまだ前途多難ですよ、これは…
(全作品完成まで あと71)
コメントを残す