ドイツ・1号B型指揮戦車 Op.280 制作開始
2012年7月3日
ドイツ軍は戦車を集団で使用する戦術を編み出し、歩兵の随伴兵器としか考えていなかったイギリス軍やフランス軍に対して、圧倒的な機動戦を挑みました。第二次世界大戦開戦当時のドイツ軍の戦車は小型の戦車ばかりで、連合軍の戦車に比べると見劣りがするのですが、この戦術のおかげで電撃戦を展開するのです。そしてその戦術に無くてはならないのが、無線機をたくさん搭載した指揮戦車なのです。
指揮戦車は砲塔が大型化した4号戦車からは搭載している砲弾を減らして無線機を搭載 することができたのですが、3号戦車までは武装を簡略化して大型の無線機を搭載しました。特に小型の1号戦車では回転砲塔の代わりに箱形の戦闘室を設けて無線機を置いたために独特の形状となりました。
今回制作するのは1号戦車でも少し大型のB型をベースにした指揮戦車で、さらに後期に採用されたフレームアンテナを装備したものです。ドラゴンから一度発売になったのですが、なんとパーツの入れ間違いをしたらしく、初版はリコールとなってしまいました。私は発売からしばらくしてからバーゲンで購入しました。一度作ってみたかったんですよね。
足回りの組み立て
まずは足回りから組み立てます。いつもなら車輪は全部外して塗装できるように仮り組みするだけなのですが、今回は転輪の外にフレームが付くのでそうもいきません。
ただ、以前のように履帯と車輪を貼り付けて外すロコ組みではないので、転輪は車体に残っていても大丈夫です。うまい具合に回転するように組み立てられるので、ゴム部分の塗り分けには困らないと思います。
回転式に組むのが困難な第1転輪だけは、逆にフレームの外にあるので、差し込み式にすればOKです。
誘導輪は少しキツクて抜きにくかったので、穴を広げると同時に軸を少し短く切り飛ばしてあります。ここまではまだ、普通の1号戦車B型ですよね。
・・・って、そういえば1号戦車B型って古いキットでしか出てませんよね。なんで出してくれないんでしょうね。もったいないな~
(全作品完成まで あと89)
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