ドイツ・8.8cm対戦車自走砲ナスホルン Op.83 制作開始
2007年3月14日
Category : AFV ドイツTags : 4号戦車ナスホルン
次のお題はドイツの傑作自走砲のナスホルンです。ソ連軍の重装甲戦車に対抗するために3号戦車と4号戦車を足して2で割った車体に、キングタイガーと同じ71口径長の88mm砲を搭載した自走砲が作られました。当初はホルニッセと呼ばれていたのですが、後期型はナスホルンと改名し、500台近くが作られ、大戦末期まで使い続けられました。
装甲は薄く、屋根は無く、そのため搭乗員は丸裸状態だったのですが、超強力な主砲は相手の射程距離外から分厚い装甲を撃ち抜くことができたため、防御力の脆弱さはさほどの欠点にはなりませんでした。自走砲は屋根の無い戦車ではなく、動力のついた大砲の位置づけです。そのためその乗組員は戦車兵ではなく、砲兵ということになります。戦車に比べれば安価に作れる自走砲は大戦の最後まであらゆる戦場で使われました。
今回はそんなナスホルンをドラゴンのプレミアム・エディションで作ることにします。例によってエッチングパーツ、アルミ砲身など金属パーツがおまけに付いたお得なキットです。このエッチングパーツには多少の組み立てが必要な物が含まれています。そこで予てより企んでいた、ハンダ付けに挑戦してみようかと思っています。練習にはちょうど良いくらいの量かも。
足まわりの組立て
まずはお約束通り足回りから作ります。転輪の数はものすごく多いのですが、以前作った4号戦車ほとパーツが分割されていないので助かりました。転輪のボギーは4号戦車D型で1個あたり8個のパーツでできていたのですが、これがたったの1個です。可動させないだけでこれだけあっさりとしてしまうんですよね。
私は3号戦車を作ったことがないのでよくわからないのですが、どのあたりが3号戦車で、どのあたりが4号戦車なんでしょうね。転輪が片側8個ずつのとろこは4号戦車なんですけど・・・
自走砲は大砲の周りやインテリアが丸見えですから、こちらの工作が大変です。足回りにはそれほどかまっていられません。どんどん先に進みましょう。
(全作品完成まで あと10)
関連するコンテンツ
作品No.83の記事一覧
- ドイツ・8.8cm対戦車自走砲ナスホルン Op.83 制作開始 (2007年3月14日)
- 8.8cm対戦車自走砲ナスホルン その2 履帯の組立て (2007年3月15日)
- 8.8cm対戦車自走砲ナスホルン その3 主砲Pak43の組立て (2007年3月16日)
- 8.8cm対戦車自走砲ナスホルン その4 ハンダ付けに挑戦 (2007年3月17日)
- 8.8cm対戦車自走砲ナスホルン その5 砲弾ラックの組立て (2007年3月19日)
- 8.8cm対戦車自走砲ナスホルン その6 ほぼ組立て完了 (2007年3月21日)
- 8.8cm対戦車自走砲ナスホルン その7 追加工作と塗装 (2007年3月21日)
- 8.8cm対戦車自走砲ナスホルン その8 迷彩塗装、細部の塗分け、デカール貼り (2007年3月23日)
- 8.8cm対戦車自走砲ナスホルン その9 履帯の取り付け (2007年3月24日)
- ドイツ・8.8cm対戦車自走砲ナスホルン その10 完成!! (2007年3月25日)
コメントを残す