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ドイツ・4号3.7cmFlak43対空戦車オストヴィント Op.383 制作開始

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : トランペッター Post : 383-1

4号3.7cmFlak43対空戦車オストヴィント 1/35 トランペッター

第2次世界大戦も終盤に入ると制空権を奪われたドイツ軍は虎の子の機甲師団を守るために対空防御を強化せざるを無くなりました。地上では無敵のキングタイガーなどの重戦車も空からの攻撃には弱く、迫り来るヤーボ(戦闘攻撃機)から戦車部隊を守るのが緊急の課題だったのです。

そんな中、対空砲を装備した自走砲が何種類も開発されました。今回制作するオストヴィント(東風の意味)は4号戦車の車体に強力な3.7cm対空機関砲Flak43を搭載した自走砲です。

ドイツ軍対空自走砲の本命はこの3cm機関砲を2連装して全周高速回転できるボール型砲塔を搭載したクルーゲルブリッツなのですが、そちらは試作のみで終戦。このオストヴィントはクルーゲルブリッツへのつなぎだったので試作車を含めて50輛ほどが作られただけでした。

標準で同梱のエッチングパーツ

キットはトランペッターの1/35で、もう何年も前のキットです。外から見える戦闘室だけで無く、運転室やトランスミッション、さらにはエンジンやラジエターまでもが再現された、フルインテリア再現キットです。

さらにキットには標準でエッチングパーツが付属しており、そこには戦闘室の防盾をシャープに薄く仕上げるためのパーツも含まれています。

金属砲身セット

このキット、もともと定価がそんなに高くなかった頃なのですが、ホビーリンクジャパンの6割引セールで購入しました。おそらく2000円しなかったと記憶しています。実は4号戦車のインテリアのパーツ取りにもう1箱買っています。そんな贅沢をしたのはこれが最初で最後です。

さらにせっかくなので、もう少し予算をかけて(笑)、金属砲身を買ってみました。砲身はともかく、先っぽに付くフラッシュハイダーはプラパーツでは再現できないほどの出来です。制作のテンションがあがりますよね。

足回りの組み立て

車輪の組み立て

まずはお約束通り足回りの組み立てからです。4号戦車は小さな転輪がたくさんついており、またサスペンションユニットが外に出ているのでなかなか作るのが面倒です。でもこれを先にやっつけてしまわないと進めませんからね。

一時このあたりでクレイジーなパーツ分割競争があり、組み立ての手間がハンパなかった頃があったのですが、トラペはその競争には参加しなかったので、サックリと組み立てられます。あんまり見えない所ですから、これで十分です。

サスペンションの組み立て

サスペンションも組み立てます。サスペンションも1組がたったの3パーツ構成で、サクサク組み上がります。全部の転輪がちゃんと接地するように角度だけ注意して取り付けました。

上部転輪は内側のホイールだけ接着してあります。このあたりの理由はまた後ほど説明します。

(全作品完成まで あと )

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“ドイツ・4号3.7cmFlak43対空戦車オストヴィント Op.383 制作開始” への2件のフィードバック

  1. ジジ より:

    毎回楽しく作例を拝見しています。
    気になった点があったので、初めてコメントさせて頂きます。
    トランぺッターのキットですけど、最終減速機がG型以前のタイプしか含まれていません。
    なので画像にあげられた、H型の起動輪は取り付けられないのでは。
    まだ製作序盤なので修正が可能かと思い、余計な事ですけどコメントさせて頂きました。
    完成を楽しみにしています。
    ではでは。

    • 根生 より:

      あっ、ホントだ。箱絵と違うのを付けてますね。まだまだ修正可能です。お知らせありがとうございました。

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