W.W.TOONS・キングタイガーポルシェ砲塔 Op.428 制作開始
2017年9月21日
Category : AFV ドイツTags : TOONSケーニヒスティーガー
手間のかかる海のジオラマをやっとの思いで完成させたので、次はちょいとお手軽キットで息抜きをします。最近流行のコロコロの戦車です。
丸い流線型の砲塔を持つキングタイガーポルシェ砲塔はこのようなデフォルメに向いているようで、なかなかカワイらしい形に収まっています。メーカーは中国の新興メーカーのモンモデル。スケールはまぁ、ノンスケールです。
キットは接着剤不要のパチ組みキットですが、色プラ仕上げでは無いので塗装はそれなりにあった方がいいですね。パーツ数もそんなに多くは無いのですが、うまくデフォルメされながら上手に省略されているので、なかなかいい雰囲気です。今回はそんなTOONキットをスケールモデラーの視点で仕上げてみます。
では早速製作に入りましょう。
足回りの組み立てと塗装
AFVプラモは大抵は組みたててしまってから塗装をするのですが、車体の上下を貼り合わせると履帯の取り付けができなくなるので、先に足回りだけを仕上げてしまいます。まずは足回りのパーツを切り出して整形します。
側面の装甲板の断面を垂直に削り、さらに溶断の痕を追加します。このあたりはスケールモデルの場合でもよくやる工作です。
影吹き
転輪の軸の数も本当のキングタイガーの半分ほどしか無く、さらに千鳥配列の転輪も奥と手前の2列だけなので足回りのパーツはあっと言う間に揃います。そこでとっとと塗装に入ります。まずは自家製のチャコールグレーのサフを使って影吹きをします。
基本塗装
足回りと車体裏側に基本塗装をします。塗装色は自家製のダークイエローに先ほどの影色を10%ほど加えた暗色で塗っています。
自家製のダークイエローです。Mr.カラーの19番サンディブラウン、39番ダークイエロー、62番ツヤ消しホワイトを全部まるごと投入します。比率をいつも一定にしているので、100%の再現度で同じ色を作ることが出来ます。途中で切れても安心ですね。
自家製ダークイエローに影色を10%ほど混ぜて暗色を作ります。光の当たりにくい場所に塗ります。
履帯の塗装
履帯を塗装します。でもその前に一仕事します。このキットの履帯はゴム製です。このような柔らかい素材は塗料が剥げやすく、キッチリと塗れません。そこで塗料を塗る前に染めQのミッチャクロンマルチを吹き付けます。ホームセンターでお徳用の缶を買ったので一生分ありそうです。
ピンぼけ写真ですみませんm(_ _)m。履帯を塗装しました。塗料はモデルカステンの履帯色です。ただの焦げ茶色なので、別にこれを使わなくても全然かまわないのですが、買っちゃったので使っています。大瓶なので使い出があります。
足回りの組み立て
塗装が出来た足回りを組みたてます。ベルト式の履帯は箱の中で曲がってクセがついてしまっています。クセが付いて曲がった部分は上の方に持っていけば、スカートに隠れて見えなくなります。また履帯が垂れていなくても、やはりスカートで見えなくなるので気にしないでおきます。
転輪や誘導輪の履帯と触れる部分は塗料が剥げるのでメタルカラーのダークアイアンで塗って金属光沢をだしてあります。この写真ではまっ黒に見えますが、金属色です。
(全作品完成まで あと115)
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