イギリス戦車・マーク4メール その2 組み立て完了、試験走行
2014年7月20日
Category : AFV イギリスTags : マーク4
主砲とスポンソンの組み立て
現在の戦車は車体の上に乗った回転砲塔に主砲が搭載されることがほとんどですが、世界で最初の戦車では車体の両脇にはみ出たスポンソンに主砲が搭載されました。マーク4・メールに搭載された短砲身の6ポンド砲は砲尾や照準器までも再現されているのですが、外からはまるで見えません。見えない砲尾まで再現されるのはタミヤにしては珍しいですね。
スポンソンは取り外し可能になっており、電池の交換はこれを外して行います。仮り組みをしてみるとこんな感じですね。この大きな穴から主砲が顔を出します。
スポンソン内部の塗装
砲尾とスポンソン内部を塗装します。外からは見えないので塗装の必要は・・・なのですが、一応細かく塗装指示がされているので律儀に塗っておきました。こうなると少し残念なのは隣の機関銃が銃身以外は何も無いことです。これがちゃんと再現されているなら、ドアを開閉式にしようかな、とも思うのですけどね。
主砲に付く防盾は車体の内外を仕切っているのですが、これの取り付け角度をしっかりと作らないと、砲架に取り付けた後で、スポンソンの天板がはまらなくなってしまいます。このあたりはかなり精度よく作られているので、モデラーも慎重にこれに応えなければいけない部分ですね。ただ、キレイに回転するように作るとなんとなく砲尾が傾いて見えるのは気のせいなのか、それとも本当にそうだったのか、れとも私がへたくそなのか・・・まぁ、いずれにしても外からは見えませんしね。(;^ω^)
ハッチのハンドルと排気管
詳しい資料があまりない(というか、ろくに調べてないんですが(+_+)\バキッ!)のでディテールアップなんてモノはあまりできないのですが、エンジンデッキのハッチについたハンドルが他のタミヤのキット同様にただの板になっているので、これを切り飛ばして真鍮線で置き換えました。
キット付属の資料の写真にチラリと写っているのですが、かなり細いイメージなので、上のハッチのハンドルは0.4mm、下のハッチのハンドルは少し大きいので0.5mmの真鍮線で作りました。
車体にマフラーを取り付けます。マフラーからは車体後部に長い排気管が伸びていますが、これが車体の上部に付きます。排気管の口はドリルで大きく広げておきました。
履帯とビームレール
履帯を連結します。履帯のパーツは最初から切り離されており、パーツの整形の必要はありません。履帯ははめ込み式になっておりパチパチとはめていくだけで簡単に連結できますから、数はありますがあっと言う間に完成します。
説明書では87枚とありますが、実際にはめようとしたら少しきつかったので88枚で連結しました。無理すれば87枚でもはまるかも知れないのですが、そうなると今度塗装のために外すときに苦労しそうだったので、あえて1枚多めのゆるい状態でつないだのです。指で引っ張ると少し隙間ができるのですが、走行には支障が無いようです。
履帯と車体の隙間をチェックしてみると履帯あるガイドが全周に渡って付いているため、起動輪や転輪はいっさい見えません。こうなると駆動系は塗装の必要が無いことがわかります。転輪の塗装をどうしようか迷っていたのですが、これは好都合です。
車体の上に付くビームレールを取り付けます。ただし、後ろの端は起動輪周辺が仮止めなので、接着してありません。塗装の時にばらさないといけませんからね。
走行テスト
ここまで来れば走らせてみたいのが人情ですよね。仮り組み状態ですが、気持ちよく走ります。駆動系のパーツの精度が良いせいなのか、乾電池1本で非常に力強く走行します。
これで組み立ては完了です・・・と思ったら、読者の178TSさんからの情報で、余った転輪2個は私が説明書を見落としていただけということが判明しました。起動輪の上にある唯一の上部転輪でして、無くても外からはまるで見えないのですが、やっぱりちゃんと付けた方がいいですね。
上手い具合にこの位置の側板は取り外しが可能になっていて、また起動輪を塗装のために抜くためにビームレールと起動輪の軸受けのパーツも未接着にしてあります。塗装でバラしたときにはめることにします。
なぜ起動輪だけ塗るかというと、起動輪のあるあたりに点検用なのか側板に穴が空いていて、起動輪がチラリと見えるんですよね。さすがに銀色の鉄板がそのまま見えてはハズカシイので塗ることにしました。
(全作品完成まで あと89)
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