WW1・イギリス戦車・マーク4メール Op.344 制作開始
2014年7月19日
Category : AFV イギリスTags : マーク4
この夏AFVプラモで一番の話題と言えばやっぱりこのタミヤのマーク4でしょうね。第1次世界大戦の戦車がまさかタミヤから出るとは夢にも思っていなかっただけで無く、なんとモーターライズなんです。
金属パーツをふんだんに使った駆動系、連結可動式の本格的な履帯、各パネルは全部徹底的に分割されて、どの面のリベットも省略無しと、意欲的なキットです。ただ残念ながら価格は低下で6900円と少々お高いのが玉にきず。まぁ、このマーク4はかなり大型の戦車なのである意味これくらいの価格になるのはしかたがないかもしれませんけどね。
イギリスの菱形戦車は第1次世界大戦に登場した秘密兵器でして、開発の途中スパイにバレルのを恐れて水運ぶタンクと呼ばれていたため、そのままタンク=戦車という言葉になってしまったというのは有名な話ですよね。
菱形戦車の第1号はマーク1戦車で、これは試作車輌。その後乗員の訓練用に鋼鉄では無く普通の鉄で作られたマーク2、マーク3が作られ、そしていよいよ実戦量産型として開発されたのがマーク4でした。
マーク4には6ポンド砲を搭載したメール(雄型)と機関銃だけを装備したフィメール(雌型)があります。今回タミヤから出たのは大砲搭載のメールです。そりゃその方がカッコイイですよね。オスとかメスってのがあると、なんだかポケモンみたいですよね(笑)。
駆動系の組み込み
モーターとギアボックスは既に組み上がった状態でキットに入っています。そのためそのまま箱組みした車体にネジで取り付けるだけです。車体は箱組なのですが、位置決めのためのダボなどが大きく、位置や角度は簡単に決まってくれるので、心配ご無用です。一通り仮り組みをしてから流し込み接着剤で留めていけばだれでも簡単に車体になってくれます。
マーク4戦車をドイツ風に言うと4号戦車となるので、4号戦車ラングと並べてみました。こうして見ると随分大きな車体です。ドイツの4号戦車は5人乗りでしたが、マーク4は2桁の乗員が居たそうです。ホント、モンスターですよね。
車体のパーツをどんどん組み立てていきます。タミヤなのでストレス無く進みます。
足まわりの組み立て
最終減速ギアを車体に組み込みます。ギアを止めているグレーの四角いパーツなんですが、これを止めているビスはしっかりと奥までねじ込まないと車体の側板が浮いてしまうので注意してください。
小さな転輪は2種類がほぼ交互に並んでおり、全部で片側26個もあります。説明書では30個+24個作るように指示があるので、実は2個余ります。なんで・・・?
後日追記:読者の178TSさんからお知らせをいただきました。ギアボックス上あたりに転輪を付けるのを見落としていました。お恥ずかしい(*^_^*)
抜け落ちないようにセロテープで仮押さえをしておいて車体の側板を取り付けます。これで安心ですね。
起動輪と誘導輪
起動輪と誘導輪を組み立てます。どちらも同じパーツで鉄板でできています。左右の歯の位置を正確に合わせて組み立てないと履帯をしっかりとつかんでくれないので、まず履帯を4コマつないでこれをガイドにして左右の歯の位置を決めました。
車体への取り付けは真鍮のパイプを2重に重ねて取り付けるので非常に抵抗なく回ってくれます。このあたりはホントにコストがかかってますね。子供の頃に作っていたモーターライズのプラモとは機械としての完成度がまるで違います。
(全作品完成まで あと89)
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