Ma.K. A.F.S.Mk1 Op.106 制作開始
2007年9月26日
マーシネン・クリーガーに初挑戦
もうまもなく10月になります。10月になれば11月のお題の蛇の目飛行機の準備に入らなければならなくなりますが、それまでに義務的在庫制作を1つ挟むことにしました。お題は A.F.S.Mk1(Armored Fighting Suit Mk.1)で、装甲戦闘服1型てな意味でしょうか。横山宏氏の考案したMa.K.(マシーネン・クリーガー)に出てくる兵器で、動力付きの鎧のようなものです。ガンダムの世界ではあの大きなロボットをモビルスーツ(動力服かな?)なんて呼んでいますが、モビルスーツという名称はこのAFSこそぴったりな気がしまガンダムのようにテレビアニメになっていないので、それほどメジャーではないのですが、模型誌で連載されていたため、その道ではかなり人気の高いSFキャラクターキットのシリーズのMa.K.(マシーネン・クリーガー)。そのMa.K.に出てくる傭兵軍の兵器がこのA.F.S.Mk1(Armored Fighting Suit Mk1)です。動力付きの鎧といったとこです。そしてその動力付き鎧の第1号機がこのA.F.S.Mk1なのです。
Ma.K.の世界ではシュトラール軍と傭兵軍が戦争をしているらしいのですが、このA.F.S.Mk1は傭兵軍の兵器です。傭兵軍は第二次世界大戦の連合軍のイメージで、Mk1なんて型番がイギリス軍を想像させますよね。一方シュトラール軍はもろドイツ軍で、軍服などはそっくりですし、Auf.~なんて型番もドイツ軍ぽいですよね。
このキットはかわいい後輩に制作を委託された物でして、Ma.K.は作ったこと無いよ、それどころかガンプラもあまり経験がないよ、と言ったら、AFVの乗りで作ってくれればOKということらしいのです。私も横山宏氏のMa.K.モデリングブックを持っていて、AFVの塗装の参考に使っています。ですから以前よりMa.K.にはそれとなく興味があったので、制作依頼の打診があったとき、諸手をあげて引き受けました。さて、どうなりますやら。
もう人の形をしています。
実はこのA.F.S.Mk1は後輩から預かった時点ですでにほとんど組み立てが完了していました。それでもうこんな格好をしているのです。でも、パーティングラインや合わせ目の処理がしていないので、まずはここから始めます。処理が済んだのはまだ上半身だけで、下半身は手つかずです。仕事が忙しくて時間が取りにくいというのもあるのですが、思いの外手間がかかりますね。
ネットでこのA.F.S.Mk1のことを調べたら、どうやら多少ディテールアップが必要だということが判ってきました。何でも一番有名なのは体の幅が広すぎる(つまりはデブ)ため、幅を詰める必要があるそうなんです。しかし、そのほとんど組み立てが済んでいるので、この工作をするのには手遅れでして、今回はそのままでGo!です。
そのかわり、胸と腹の間にあるライン(写真の黄色の線)をパテで埋めて消しました。横山氏のイラストを見てもこの部分はまったくなだらかになっています。さらに胸の横のライン(赤い線)がはっきりするようにヤスリで角を作りました。これも同じくイラストではっきりと見て取れます。
Ma.K.は現実には存在しない架空のお話ですが、その代わり原作者の横山氏がかなり詳細なイラストや設定を残されていますので、考証をしだすときりがないかもしれません。このキットはシリーズ3作目ということで、メーカーもまだ不慣れであまりできが良くないらしく、いろいろと修正箇所があるようです。しかし、私もMa.K.初心者ですのであまり凝ったことはできません。自分で判る範囲でやっていこうと思っています。後輩もこれで許してくれると思います・・・・よね!・・・ね!
手のディテールアップ
A.F.S.Mk1の右手はレーザー銃ですが、左手は手になっています。これも動力強化手袋なのでしょうね。中に手が入るのかな?それとも手はコクピットの中にあって、この外の手はマニピュレーターなんでしょうか。
その手なんですが、指がつるつるです。ゴムのような物でできているのかな?と思ったのですが、イラストを見ると関節があります。これはさすがに目立つので、エッチングソーで切れ目を入れて関節を作りました。ついでに各指もエッチングソーで切れ目を深くいれました。1/35でも切れ目を入れることがあるのですが、さすがに1/20ですと効果は抜群です。
(全作品完成まで あと19)
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