ドイツ・5号戦車回収車ベルゲパンター Op.342 制作開始
2014年6月22日
Category : AFV ドイツTags : パンター戦車回収車
戦車は戦闘で損傷したり、故障でうごけなくなることも少なくなく、その都度回収して修理されました。そんな壊れた戦車を戦場から引き揚げてくるのが戦車回収車です。大きく重い戦車を引っ張るには同様に重い戦車が適任で、砲塔を除去し、かわりに起重機などを付ける改造がなされました。ドイツ軍で5号戦車パンターを改造して戦車回収車にしたのがベルゲパンターです。
キットはイタレリの古いキットで、いろいろと問題がありそうなのですが、エッチングパーツが入った特別版であることと、6割引きという強烈なバーゲン価格につられて買ってしまいました。静岡ホビーショーと同じ日に開催されるタミヤのオープンハウスのバーゲン会場で山積みになっていたので、買われた方も大勢みえるとおもいます。
まるで手を入れないという訳にはいかないでしょうが、できるだけサクッと作りたいと思います。
車体の組み立て
今のようなスライド金型ってのがあまり一般的では無かったのか、車体はいくつかのパーツに分かれています。それぞれをつないで車体にするのですが、合わせ目が派手に残ってしまうので、ここはパテで埋めておきます。また、車体の側面の大きな平面はよく見るとかなり波打っているようなので、ヤスリを当ててある程度平らにしました。最初から世話の焼けるキットです。
最近のキットでは当たり前になった溶接痕の再現なのですが、それもこのキットではほとんど省略されています。せっかくなのでエポキシパテで溶接の痕を追加しておきました。これは車体の上の部分と車体後部も同様です。
車体前面の装甲版は厚みがある圧延鋼板なので、傷がたくさん付いています。これも最近のキットでは当たり前なのですが、このキットはツルツルの卵肌です。
ハンドリューターにバードリルを付けて一番低速でまわしながら傷を付けていき、最後はペーパーを軽く当てて飛び出た部分を削り落として圧延鋼板のテクスチャとしました。
足回りの組み立て
足回りを組み立てます。塗装のしやすさを考えて車輪は全て差し込んでいるだけです。トーションバーサスペンションのアームがキレイに一列に並ぶように転輪を全部用意してから、トーションバーサスを接着しました。平らな面に置いて全部の転輪がキレイに接地するようにします。
次に履帯を組み立てるのですが、このキットに付属してきたのは昔ながらの塗装がしにくい軟質プラのベルト式です。コレはあまり使いたく無いので、一度プラモ屋さんに良い履帯が無いか見に行くことにしましょう。私は可動式じゃなくても全然かまわないので、ドラゴンのマジックトラックとかが別売されるとウレシイんですけどね。一度ありましたよね。あの時に買っておけばよかった・・・
(全作品完成まで あと89)
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