The Vampire Diorama #19 制作開始
2008年11月12日
Category : ジオラマTags : E-25ドイツ歩兵地面
闇夜の吸血鬼
次の作品まであまり時間がなかったこともあり、当初は単品で仕上げるつもりだったのですが、作っている内にジオラマにしたい気持ちがむくむくと…
さらにシチュエーションにぴったりのフィギュアが見つかったこともあり、ついに作ることにしました。
タイトルの Vampire(ヴァンパイア)は吸血鬼のことで、兵士が持っている赤外線暗視装置の名称でもあります。夜陰に紛れて夜間暗視装置というハイテク兵器を使って連合軍に襲いかかる、彼らはまさに吸血鬼です。最新兵器をもってしても、もはや戦況はひっくり返る可能性はほぼありません。それでも祖国のために最後の力を振り絞るのです。
赤外線暗視装置を付けたE-25駆逐戦車。暗視装置付き突撃銃を構える夜間戦闘隊の兵士達。これらを組み合わせてヴィネットにします。場所はベルリン、時期は1945年5月。生き残りドイツ軍の最後の抵抗です。
ベースは1辺が23.6cmの正方形。ダイソーで105円で購入したデコパージュです。安くていいのですが、水に濡れると簡単に反ってしまうので、注意が必要です。ここに彼らが潜む崩れた掛けたビルの一部を作るつもりです。
建物の影から連合軍に忍び寄る駆逐戦車と夜間戦闘隊員たち。暗闇でも見えるアドバンテージを活かして奇襲攻撃をしかけます。
時間帯は夜間ですからヤーボの攻撃はありません。対空兵器のフリーガーファウストはどうやらビルに潜む狙撃手を攻撃するために持ち出されたようです。 隊長がねらう場所を指示しています。隊長は突撃銃に付けた暗視装置で敵兵の居所を突き止めています。
発砲すればこちらの居所がたちどころにわかってしまいます。チャンスは一度しかありません。戦場に緊張感がみなぎります。祖国と家族を守るために出撃した吸血鬼たちが、朝日を浴びることはあるのでしょうか?
(全作品完成まで あと40)
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