Hell Fire (B) その3 レイアウト
2009年6月11日
Category : ジオラマTags : 8.8cmFlak188.8cm砲地面
ホワイトタイガーさんに作っていただいたベースに8.8cm砲とクルーたちを配置してみました。タミヤのホビー・ファンのフィギュア各8体ずつから5名と6名をチョイスして総勢11名の大所帯です。
大きく複雑な大砲を操作するためには1門あたりもう少したくさん居たようですが、その方たちはベースの外にいるということで想像力を働かせてください(笑)。
遠近法
使用したフィギュアセットのうち、タミヤ君たちは小柄で、ホビー・ファン君たちはみなプロレスラーのような体格をしています。あまり近くに並べると不自然なので、遠近法を使って、タミヤ君たちをベースの奥に配置しました。
ホビー・ファン君たちはヘッドが大きくプロポーションも悪いので、こちらはホーネットのヘッドを通販で手配してあります。早く届かないかな~♪
アーマーモデリング73号(2005年11月号)で岩重賢司氏が私と同じAFVクラブのFlak18を使ってジオラマを作られています。その光景は陣地に到着したFlak18をリンバーから降ろしているという、ムチャクチャカッコいいジオラマです。
今回作るのはそれからさらに30分ほど経った陣地の光景です。砲は完全に地面に降り、リンバーは離れたところに移動しています。巨大であるにもかかわらず時計のように精密なFlak18の最後の調整が行われている光景です。戦いの火ぶたはまもなく切られるでしょう。
指揮官たち
隊長:ハンス君、この狭い峠をトミーの戦車が登ってくるんだ。
下士官:そうですね、頭の数両をたたけばやつらは混乱して身動きできなくなります。
隊長:そうだ、やつらの砲弾はこちらには届かない。あっというまに全滅させてやる。わははは…
砲兵たち
出来の良いフィギュアなので、目立つところにおきたかったのですが、体が小さいので奥にしか置けないのが残念です。
固い地面に固定用の杭を打ち、最後に脚の高さを調節して水平を出します。最終的には砲架の真ん中にある二つの大きなハンドルで完全な水平を出すのですが、とりあえず、ここでも砲架を平らにしておきます。
どうやら4つの脚の水平作業はこれが最後のようで、ハンマーを持つ兵士は汗を拭い、一息ついています。
その他の砲兵たちは砲弾の運搬をしています。今回は対戦車戦闘がメインですから、砲弾は大半が徹甲弾です。これをトミーの戦車におみまいしてやります。
軽々と肩にかついでいますが、相当な重さがあったはずです。
砲手たち
砲手たちは砲の調整に余念がありません。複雑な照準機の調節。コマンドゲラートとの接続。駐退機や平衡器のロックを外して動作するようにします。移動の間の振動でおかしくなっていたら困りますからね。
鹵獲した連合軍兵士がさじを投げた複雑なメカニズムを持つ8.8cm対空砲です。使いこなすには熟練が必要だったんですね。
工兵たち
前述のアーマーの解説によりますと、8.8cm砲の陣地には砲兵10名と工兵3名で1チームだったようです。工兵さんたちは陣地の設営がお仕事です。
彼らは一仕事を終え、主役の座は砲兵たちに移りました。ほっと一息の休憩です。 スコップを地面に置き、水筒の水を飲んでいます。もう一人の工兵が「オレにもくれ」と催促しているようです。あんまりサボっていると、隊長に「オイ、そこの!砲弾を運ぶのを手伝え!!」なんて怒鳴られますよ。
さて、ここでちょっとした矛盾点を大発見です。この砲、陣地の一番前ギリギリに置かれていますが、リンバーをどうやって抜いたんでしょうね?
前述のアーマーの岩重氏のジオラマでは、ちゃんと砲架の脚の前にリンバーを抜くくらいの隙間が2~3mほどが開けられていますが、プロの方の作るジオラマでも、ここのスペースのない物をよく見かけます。というより、その方が多いかも…
てことで、これでいいんです!!
後日追記:後で気づいたのですが、砲架の向きを90度代えれば左右方向にある隙間でリンバーを抜くことができますよね。そうすればよかった・・・
(全作品完成まで あと64)
コメントを残す