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フェラーリ・312T2 1976年日本GP その13 完成!!

Category : 完成 自動車

Scale : 1/20 Maker : ハセガワ Post : 334-13

砥ぎ出し

砥ぎ出し

ウレタンクリアがしっかりと硬化したので砥ぎ出しをします。ウレタンはゆっくりと硬化するときに表面張力で表面がツルツルテカテカになるのですが、広い面でみると多少うねっています。これをペーパーをかけて平らにします。さらにデカールでできた段差を消すことでデカールがまるで車体に染みこんだみたいにつるっつるにできます。

ペーパーは800番、1500番、2000番、3000番と進めます。最初に粗い番手を使うのは一気に平らにするためです。細かな番手でチマチマやっているとかえって削り過ぎちゃうような気がします。私はパーツの整形の時も粗い番手で一気に形を整えてから、番手を替えながらツルツルにしていくようにしています。

すっかりツヤが無くなったボディに今度はコンパウンドを使って輝きを取り戻してやります。テカテカになった写真を撮影するのを忘れていてピカピカボディの写真はありません。

ボディの塗料が欠けてしまった

作業の途中でボディサイドのパーツを落としてしまい。塗料が欠け落ちてしまいました。ウレタンは堅いので磨きやすいのですが、衝撃に弱く、割れてしまいます。また色プラの赤い染料がしみ出してくるのを防ぐために塗ったシルバーが塗料の食いつきを悪くしており、それも剥がれた原因の一つかも知れません。

本来なら塗料を剥がして補修するのがベストなんでしょうが、さすがにこのタイミングでそんな元気は無く、この上から赤を吹いてごまかします。あまりじっくり見ないで下さいね。

最後の組み立て

最後の組み立て

磨き上がったボディをシャーシに接着します。メインのボディはかぶせるだけなので、接着するのはここまでです。

磨き上がったボディの天板にロールバーなどが映り込んでいます。

ここまできたらタイヤを履かせます。タイヤは回転方向が指定されているので左右を間違えないように履かせます。

アップライトが外れやすかった左のフロントですが、ホイールが付いたことでこれが抑えになって外れなくなりました。よかった♪

リアウイングの組み立て

ウイングを組み立てて取り付けます。ウイングのアルミシルバーは素手でさわると手の脂で剥げちゃうので、薄いゴムの手袋をして作業します。まるで手術ですね。一度ティッシュでつつんで持ったのですが、ティッシュは手の脂が通るみたいで、擦れた部分がすっかり剥げてしまいました。なんともやっかいな塗料です。質感は抜群なんですけどね。

リアウイングの翼端板はプラ板で作り替えたのでキット付属のモノに比べると薄々でなかなか良い感じです。一番上のウイング板がエッチングパーツ製でこれも薄いのですが、これと良く釣り合ってます。この形は切り出しやすいので、ぜひ自作されることをおすすめします。

フロントウイングの組み立て

フロントの翼端板はエッチングパーツで用意されているのでそれをそのまま使うだけですね。しかもステンレス製なので塗装の必要もありません。

バックミラーと窓バックミラーと窓

バックミラーを取り付けます。接着は瞬間接着剤でしました。鏡面はステンレスのエッチングパーツで用意されているので貼り付けるだけですが、タミヤとかに入っているインレットシールに比べると鏡感はいまひとつですね。

窓はクリアブルーで塗装しました。塗装する前にエッジを少し削ってプラの厚みを感じないようにしてあります。ただクリアパーツは割れやすいのであまり大胆に削ることはできずに、大してキットのままと違わないかも知れませんね(;^ω^)

完成!!

フェラーリ・312T2 1976年日本GP 1/20 ハセガワ

これにて フェラーリ 312T2 1976日本GP の完成です。映画「ラッシュ」でてきたマシンそのものです。ただこの年の日本GPはひどい雨天で、チャンピオンシップがかかった一戦であるにもかかわらず、ランキングトップのニキ・ラウダはほんの数周で自らリタイアしてしまい、優勝はロータス77に乗ったマリオ・アンドレッティでした。そしてラウダのライバル、マクラーレンM23を駆るジェームス・ハントは3位に入りチャンピオンシップポイントでラウダを逆転し、初のワールドチャンピオンとなります。なんとも劇的なマシンですね。

フェラーリ・312T2 1976年日本GP 1/20 ハセガワ

相変わらず赤い車は難しく、今回は下地に塗ったシルバーのおかげでデカールにプラに染みこんだ染料が溶け出すという事故は防げたのですが、シルバーのせいで塗膜が弱くなりはげ落ちるという別の事故が発生しました。なかなか世の中上手くいきません。

ただウイングの塗装に使ったMr.メタルカラーのアルミは取扱が難しい(素手で触れない)ことを除けばスバラシイ出来で、完成後の質感はまさにアルミの削り出しです。他の方法ではまずこのアルミ感はだせませんね。

タイレルP34 タイヤの取り付け

実はこの年のF1は以前ジョディ・シェクターのティレルP34を作っています。それも日本GP仕様で・・・
ところがこのタミヤのキット、デカールこそ日本GPですが、タイヤはなんとスリックタイヤです。まぁ、予選ということにすればいいのでしょうが、ちょっと残念なキットです。そして、次はハントのM23を作ります。こちらもタミヤ製なのでタイヤはスリックです・・・

それと優勝車のアンドレッティのロータス77ですが、こちらはプラモのキットはどうやら無いようです。ハセガワさん、出してくれないかな~

フェラーリ・312T2 1976年日本GP 1/20 ハセガワフェラーリ・312T2 1976年日本GP 1/20 ハセガワフェラーリ・312T2 1976年日本GP 1/20 ハセガワフェラーリ・312T2 1976年日本GP 1/20 ハセガワフェラーリ・312T2 1976年日本GP 1/20 ハセガワフェラーリ・312T2 1976年日本GP 1/20 ハセガワ

(全作品完成まで あと91)

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