F-86Dセイバードッグその22 ウオッシング

2015年12月19日

Scale : 1/32 Maker : キティホーク Post : 375-22

組み立て、塗装が完了したので次はデカール貼りというのが常道なのですが、今回はシルバーの質感が変わるのがイヤなので、クリアを吹きません。そうなるとウオッシングでデカールがシルバリングを起こす危険性がでてくるので、デカールを貼る前にウオッシングをすませてしまうことにします。ちょっとした賭けですね。

詳しくはつづきをどうぞ…

今回もウオッシングの作業にスミ入れを兼ねさせるので、パネルラインやリベットのラインに沿ってスミ入れ塗料を塗っていきます。使ったスミ入れ塗料はタミヤのブラックです。いつもの焦げ茶では無く黒を使うのは、色味が変化するのがいやだからです。シルバーや明るいグレーはほんのちょっとの変化にも敏感ですからね。

スミ入れ塗料を塗ったら触っても取れないくらいまで乾かします。

エナメル溶剤で拭き取ります。薄めに塗っているので、キレイに拭き取れるのですが、それでも表面はどことなく汚れた雰囲気になってくれますし、筋彫りやリベットはクッキリとしてきます。

右側がウオッシング済みで、左は未処理です。違いが分かりますでしょうか。

主翼のウオッシングです。主翼には多くのリベットがアルのですが、それらがクッキリと見えてきます。このびっしりと打たれたリベットは1/32の醍醐味ですね。1/48ではここまで再現されていませんからね。

アルミ地金を再現した部分のウオッシングです。拭いても取り切れない油汚れが残っている雰囲気をイメージしています。結構拭き取れてしまうので、足したり拭き取ったりを繰り返して気に入る汚れ具合にしました。

タミヤのウオッシング塗料はエナメル系なのでプラそのものや接着箇所を侵します。慎重に作業したつもりなのですが、大きなキットをあちこちひっくり返したりして作業しているうちにこれだけのパーツが取れてしまいました。

やっぱりクレオスのスミ入れ塗料を使うべきでしたね。あちらは溶剤の乾燥も早く、プラを侵しにくいので安心です。まぁ、これくらいなら直す手間もたいしたことありませんけどね。

(全作品完成まで　あと102)

プラモ日記