ノースアメリカン・F-86Dセイバードッグ その24 完成!!
2015年12月21日
Category : 完成 飛行機Tags : F-86航空自衛隊
1か月以上にわたる制作もいよいよ最終段階です。スミ入れなどはほぼ済んでいるので、残りのデカールを貼って、あと少し手を入れれば完成です。いや~、久しぶりの大型キットでした。十分に楽しませていただきました。
詳しくはつづきをどうぞ…
コーション(注意書き)デカール貼り
コーション(注意書き)デカールを貼りました。飛行機は全身にびっしりとこの注意書きが書かれているので、だんだん持つところが無くなってきます。それで複数回に分けて貼っていきます。ただ今回はほとんどのデカールが機首に集中していたので、それほど何回かに分ける必要はありませんでした。
デカールの質は非常に高く、薄く余白がほとんど見えないにもかかわらず、丈夫でよれにくく、扱いやすいデカールでした。
下地処理を全くしていないにもかかわらず、半ツヤのアルミナイズド・シルバーにしっかりと密着してくれました。ご覧の様にシルバリングもほとんど無く、よく見ないと余白が見えないほどです。
デカールの上からスミ入れ
スミ入れをした上からデカールを貼っているので、日の丸のデカール部分のリベットがあまり目立ちません。デカールは非常に良く密着してくれているので、十分に乾燥させてから軽くスミ入れをして見ました。
デカールがやられないか心配だったのですが、浮き上がることもなく筋彫りやリベットに影ができてくれました。
この処理は日の丸と部隊マークだけにとどめています。小さなデカールではこの作業をするほどの意味もありませんし、余白が浮き出てしまうリスクのほうが大きいですからね。
ついに完成!!
これにて キティホークの 1/32 ノースアメリカン・F-86Dセイバードッグ の完成です。久しぶりの大型キットで非常に作りがいがありました。キットそのものの価格も1万2千円もし、それにオプションパーツをフルで付けるとなると2万円超のデラックスプラモとなります。なかなか自分で購入して作るとなるとよほどの想いが必要ですが、今回縁あって制作依頼と言うことで作らせていただきました。本当にありがたかったですね。
初めて使ってみたアルミナイズド・シルバーはまさに自衛隊基地に展示してあった機体の色そのものですし、プレミアム・メッキ・シルバーも白を下地とすることで、アルミ特有のしっとりとした白っぽい柔らかい金属光沢を表現することができました。締切を切られているのでそれほど余裕がある制作ではなかったのですが(もちろんカツカツでもありませんが)、思いの外塗装が上手くいったのでとても満足です。でもまた次からは1/72の小さな飛行機に戻ります。私は飛行機は細部の工作よりも、その形や塗装を楽しみたいので、小さな飛行機をたくさん作りたいというのが本音なんです。
(全作品完成まで あと101)
この作品は 航空自衛隊大全(マガジン大地) に作例として掲載されました。
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元F-86Dの整備員(RADAR FCS)なので大変懐かしく拝見いたしました。塗装ですがF-86Dは殆どの部分かジュラルミンのままです。Rocket Package付近からの胴体下面がシルバーに塗装されていました。これはRocket射撃でガスの煤がつきやすいからです。レドーム直後のタカンアンテナが付いている機体は緑色の部分の両側に小さな膨らみがあるのが特徴です。部隊マークの線は赤:101SQ 黄色:102SQ 青:105SQ。自衛隊基地に展示されている各種機体の塗装は現役当時とはかなり違う場合が多いです。F-86Fは現役当時から全面シルバー、T-33Aは無塗装。
大内さん、情報ありがとうございます。
やっぱり機首の緑の部分には丸い出っ張りがあるんですね。実機ででっぱりがあったのですが、ないものの写真もあったので、付けるかどうかの判断が付きませんでした。
今度作る機会があれば参考にさせていただきます。
追記 レドームの色ですが黒が多いですが茶色もありました。
レドームは新品のときはやや艶がありますが、フライト回数が増えると次第に艶がなくなりました。
レドームの色はツヤ消し黒の指示なんですが、新品の状態なら半ツヤの黒なんですね。情報ありがとうございます。