SB2C-4ヘルダイバー その3 翼とキャノピーの組み立て
2018年8月3日
Category : 飛行機Tags : SB2Cヘルダイバー
今回は翼の組み立てです。通常1/72の場合翼の組み立ては非常にあっさりしており、胴体の貼り合わせと一緒にできちゃうことがおおいのですが、このキットではエルロンやラダーなどが別パーツになっていたり、主翼が折りたたみ状態を選択できたりします。そのためパーツ数も多く、作業に1日つかいました。
詳しくはつづきをどうぞ…
尾翼の組み立て
これは垂直尾翼のラダーです。ラダーの端には調整用の小さな舵がついています。これが金型の抜きの向きの関係から溝が完全に彫られていません。そこで薄刃のノコギリを使ってそれらしく切り離してやりました。同じ様な調整用の舵は昇降舵にもあるので同様に溝を入れました。
水平尾翼や昇降舵、方向舵を取り付けました。パーツの合いは非常に良くてピッタリと収まります。このあたりのドラゴンの品質は信頼性が高いですね。
主翼の組み立て
主翼を組みたてます。まずは左右の付け根の部分を組みたてて取り付けました。主翼は展開状態とたたんだ状態を選択して組みたてることができます。1/72ではあまりこのような選択をさせてもらえることは少ないので、せっかくなのでたたんだ状態で作る事にしました。
これは主翼の組み立て説明書です。この主翼の断面に入れるパーツ(D6、7、16、17)ですが、全部番号が違っています。これは実際に合わせてみれば分かるので、それほど悪質ではないのですが、いやはや・・・ですね。
もう一つ、この説明書では翼を展開した状態で組みたてるように見えるのですが、その場合は先ほどのD6~17の代わりに、翼の折れる部分にまたがって翼を支えるfパーツ(D28と29)が用意されているのでそれを使います。そのことは説明書に一切の記述がありません。翼を広げた状態で作る場合は注意してくださいね。
こちらも主翼の組み立て説明書ですが、補助翼の番号が左右で違っていました。あと主翼の下に付くアンテナ(かな?)D18なのですが、これはこれで間違いでは無いのですが、D19の足を付けないといけません。このパーツは先に付けてしまうと制作途中で壊してしまう可能性が大なので、これは最後に取り付けることにします。
主翼の先端には1枚飛び出しているパーツがあります。一度接着したのですが、よく考えたら中を赤で塗らないといけないので塗装後に取り付けた方がキレイに塗れそうなので、もう一度剥がしました。
ミサイルランチャーや爆弾のホルダーも取り付けます。これらは機体と一緒に塗っちゃった方が楽ちんですからね。複雑な形をしたピトー管はアンテナ同様に破損するといけないので最後につけることにします。
キャノピーの組み立て
キャノピーを組みたてます。一番前と機銃席の動かない方のキャノピーは機体に接着してしまいました。乗り降りするときにスライドさせる方のキャノピーはせっかく内部を作っているので、開いた状態にしようと思いました。ですがこの写真の通りに、開いた状態にキャノピーを置くと、厚みがありすぎるために浮き上がってしまいます。これではさすがにみっともないので、閉めることにしました。
ご覧のように閉じてしまえばピッタリとはまってくれました。それでもよく見ると少しだけですが隙間ができてしまいました。このまま塗装をすると中に塗料が漏れて窓が曇ってしまう可能性があるので、窓枠の隙間に塗料を流して隙間を埋めました。
これは主翼の断面です。飛行機の外板は非常にペラペラのはずですが、プラモの場合はそこまで薄くできないので、まるで戦車の装甲板の様な厚みがあります。さすがにちょっとカッコ悪いのですが、翼を薄削りしても中のリブのサイズまで大きくすることは困難なので、このままで行くことにしました。
これで主要な部分の組み立ては完了です。次回は塗装に入ります。
(全作品完成まで あと124)
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