水上艇母艦秋津洲 その2 リノリウム甲板の塗装
2018年8月23日
艦橋のある周囲にはリノリウム張りの甲板があります。鉄の甲板は船体と一緒に塗装しますが、この部分だけは先に塗っておきました。
詳しくはつづきをどうぞ…
リノリウムの塗装
リノリウムは茶色い色をした樹脂で、真鍮の金具で船体に押さえつけられています。その真鍮の金具が細い線でモールドされています。このパーツはリノリウムに近い茶色のプラで成型されているので、先にまず金色で塗装します。こんなことならこの部分も真鍮のエッチングパーツで作られていたら金色で塗らなくてもすんだんですよね。
金色をしっかりと乾かしたら、その上からリノリウム甲板色を吹きます。金色は塗膜の丈夫なクレオスのラッカー系で、リノリウム甲板色は塗膜の弱いタミヤのアクリルを使いました。これを平らな金属の棒、実際には塗料を混ぜる棒の平らな側を使います。
その時に上の図のように、カラナ図2つのモールドを同時にこするようにします。そうすれば誤って甲板部分を削ってしまう心配がないからです。
細部の塗り分け
全部茶色になってしまったので、甲板上の細かなパーツを塗り分けます。ほとんどの部分は船体色ですが、対空砲の台座は木製甲板色で塗装しました。またレールがあるのでこれはメタルカラーのダークアイアンで塗っています。
ロープのリールは何ヶ所かはエッチングパーツで置き換えることになっていますが、ここはプラのモールドのままです。本来なら丸い筒状のはずですが、インジェクションキットではその形には抜くことができないのでカマボコ状に成型されています。そこで下の方に影を入れてそれらしくみえるようにしました。拡大するとあまりキレイじゃ無いのですが、小さいので離れてみればそれなりに見えます。
次回は艦橋の組み立てをします。
(全作品完成まで あと123)
コメントを残す