ドイツ歩兵・夜間戦闘隊 ベルリン1945年 Op.143 制作開始
2008年11月8日
Category : AFV フィギュア ドイツTags : ドイツ歩兵
末期ドイツ軍は夜行性

ドイツ・夜間戦闘隊(ベルリン1945) 1/35 ドラゴン
連合軍に制空権を完全に奪われたドイツ軍は、空からの攻撃が可能な昼間の軍事行動がきわめて困難になっていました。重装甲重武装のドイツ重戦車も飛行機には手も足もでなかったからです。そこでドイツ軍は赤外線暗視装置というハイテク兵器を開発し、昼間はひっそりと隠れ、夜陰に紛れて攻撃をするという戦術をとります。
暗視装置を持ったのは戦車だけではありません。歩兵も銃に暗視装置と赤外線投光器を取り付けて、夜間戦闘隊を作りました。このキットはそんなサイバーな夜間戦闘隊のキットなのです。暗視装置付きの銃を持った歩兵以外にも、ビルの影から鏡でねらいを付けて撃つ、先が曲がった銃を持った兵士や、フリーガーファウストと呼ばれる対空ロケット砲を持った兵士も入っています。
ハイテクだけどじり貧。知恵やアイデアはお金には勝てないことを思い知らされた第二次世界大戦の象徴のようなキットです。そんな大戦終末期の夜間戦闘隊を作ります。これを現在制作中のE-25駆逐戦車と組み合わせて、大戦終末期のジオラマにしようという計画です。
組み立て
4体の兵士が入ったセットです。夜間暗視装置付きの 銃を持った兵士が二人(一番左と、右から二人目)、対空ロケット砲のフリーガーファウストを構えている兵士、そして跪いて銃を構えている降下猟兵が一人です。
降下猟兵君の持っている銃は、先っちょが90°曲がっており、物陰に隠れて弾丸を横に発射して相手を倒そうというものです。本当にこんな銃で弾がでるんでしょうかね。ねらいを付けるための鏡もついています。
夜間暗視装置は赤外線投光器と暗視装置からなるのですが、当然電源が必要になります。現在ほど優秀な電池が存在していなかった60年前のことですから、背中には大きな電池を背負っています。こりゃ重そうです。
箱絵や説明書のイラストを見ながら配線をつないでみました。銃のスリングは極薄の鉛板です。この2カ所以外は特に手を入れることもなく、ポーズもそのまま作ります。
そろそろE-25の塗装も乾いた頃ですから、またそちらの作業に戻りましょう。
(全作品完成まで あと41)
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